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「クッシング症候群の原因」はご存知ですか?検査法・治療法も解説!【医師監修】

「クッシング症候群の原因」はご存知ですか?検査法・治療法も解説!【医師監修】

クッシング症候群の原因を調べる検査

クッシング症候群の原因を調べる検査

クッシング症候群の治療のために原因を特定する必要がありますか?

クッシング症候群では、原因によって治療法が異なるため、コルチゾールが過剰になっている原因の特定が重要です。

副腎が原因なのか、下垂体やそのほかの臓器が関与しているのかによって、手術の方法や薬物治療の選択が異なります。そのため、診断ではホルモンの状態だけでなく、原因となる病変の位置や性質まで詳しく調べる必要があります。

クッシング症候群の検査は何科で行いますか?

クッシング症候群の検査は、主に内分泌内科で行われます。

必要に応じて、下垂体や副腎の精密検査のために、脳神経外科や泌尿器科、放射線科などと連携して診療が進められることもあります。まずは内科を受診し、必要に応じてほかの医療機関を紹介してもらうことも可能です。

クッシング症候群の原因はどのような検査で特定しますか?

クッシング症候群の診断では、コルチゾールの分泌状態と、原因となる部位の特定の両方を評価します。

コルチゾールやACTHは1日のなかで変動するため、朝・夕方・夜間など複数の時間帯で血液検査を行い、ホルモンの分泌リズムを確認します。あわせて、24時間尿中コルチゾール測定を行い、体内での分泌量を評価します。

さらに、デキサメタゾン抑制試験と呼ばれる検査では、夜間にステロイド薬を内服し、翌朝のコルチゾールの反応を確認することで、過剰分泌の有無や調節機構の異常を調べます。

原因となる病変の特定には画像検査が用いられます。副腎が疑われる場合にはCT検査を行い、腫瘍の有無を確認します。また、副腎皮質シンチグラフィと呼ばれる検査で、その腫瘍が実際にホルモンを分泌しているかを評価することもあります。

下垂体が原因と考えられる場合にはMRI検査を行い、腫瘍の有無を確認します。さらに、必要に応じて下錐体静脈洞サンプリングというカテーテル検査を行い、ACTHの分泌部位を詳細に調べることもあります。

クッシング症候群の原因別に治療法を教えてください

クッシング症候群の治療は、原因となる腫瘍の有無や部位に応じて選択されます。

副腎や下垂体などに腫瘍がある場合は、基本的に手術による摘出が第一選択です。特に、副腎の良性腫瘍による場合は、手術によって根治が期待できるケースもあります。

副腎は左右に1つずつ存在するため、片側を摘出した場合は残った副腎がホルモン分泌を担いますが、その機能が十分に回復するまでには時間がかかるため、術後しばらくはホルモン補充療法を行います。

また、腫瘍の位置や状態によって手術が難しい場合や、取りきれない場合には、コルチゾールの合成を抑える内服薬による治療が選択されることもあります。

さらに、外見の変化が目立たないサブクリニカルクッシング症候群では、合併症の有無や程度を踏まえて、手術を行うか経過観察とするかが判断されます。

参照:『クッシング症候群』(兵庫医科大学病院)

編集部まとめ

編集部まとめ

クッシング症候群は、コルチゾールが過剰に分泌されることで発症します。コルチゾールは本来、身体にとって必要不可欠なホルモンですが、過剰な状態が続くことで体型の変化や筋力低下、代謝異常、免疫機能の低下など、全身にさまざまな影響を及ぼします。

そのため、クッシング症候群では症状の把握だけでなく、原因の特定が重要です。原因を正しく理解し、早期対応につなげることが、症状の進行や合併症の予防につながります。

参考文献

『クッシング症候群』(国立国際医療センター)

『クッシング症候群』(兵庫医科大学病院)

配信元: Medical DOC

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