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「胃カメラの生検で悪性である確率」はどのくらいか?見つかる病気も医師が解説!

「胃カメラの生検で悪性である確率」はどのくらいか?見つかる病気も医師が解説!

胃カメラで生検をした場合、悪性である確率は?

この点は、多くの方が最も気になる部分です。ただし、確率は「検診で受けたのか」「症状があって受けたのか」「どの程度疑わしい所見にだけ生検する施設か」で変わります。一律の数字はありません。

胃カメラの生検を受けた人の中で悪性・胃がんと診断される割合

自治体などで行われる胃がん検診(対策型検診)を対象にした報告では、生検した人のうち胃がんだった割合、つまり陽性反応適中度は約2.0〜9.18%でした。生検率が10〜15%の施設群では約4.92%です。ただし、この数字はあくまで検診データです。症状があって医療機関を受診した場合は、対象集団が異なるため割合は同じになりません。したがって、「生検で悪性と出る確率は一律ではないが、検診データでは数%台が一つの目安」となります。

胃カメラの生検で検査結果が判明するまでの期間の目安

病理結果はその場では確定しません。手術を行っており病理診断ができる病院の場合、生検の病理結果報告書は1〜2週間と案内されています。しかし、クリニックのような小施設では病理診断を外部の検査会社に提出するため結果が出るまで2〜3週間かかることが一般的です。結果待ちの間は、必要以上に食事制限をするより、医師の指示どおり生活することが大切です。生検当日は激しい運動、長風呂、飲酒、刺激物を避けましょう。黒い便が増える、吐血する、強い腹痛が続くときは早めに受診が必要です。

胃カメラの生検で発見されやすい病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、胃カメラと生検の検査から疑われる主な病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

胃がん

胃がんは、胃の粘膜の細胞ががん化して増える病気です。早期では症状が乏しい一方、進行すると胃の痛み、胃の不快感、食欲不振、体重減少、貧血、黒い便などがみられます。大きな危険因子としてピロリ菌感染が知られています。治療は、進行度に応じて内視鏡治療、手術、薬物療法が選択されます。症状が続く、黒い便が出る、食事がつかえる、体重が落ちる場合は、消化器内科を受診してください。確定後は消化器外科と連携して治療を進めます。

スキルス胃がん

スキルス胃がんは、胃の壁を硬く厚くさせながら広がるタイプの胃がんです。粘膜表面の変化が目立ちにくく、通常の内視鏡でも早期発見が難しいことがあります。見つかった時点で進行していることがあり、腹膜に転移している場合もあります。症状としては、食欲低下、体重減少、腹部膨満感などが目立つことがあります。疑わしい症状が続くときは、消化器内科を早めに受診してください。治療は病期に応じて手術や薬物療法が検討されます。

胃腺腫(前がん病変)

胃腺腫は、胃の粘膜にできる腫瘍性病変で、前がん病変として扱われることがあります。病理検査では「Group分類」という形で評価されることがあり、Group3は腺腫(良性ポリープ)、Group4はがんを強く疑う状態として扱われます。病変の大きさや形によっては、内視鏡的粘膜切除術が検討されます。無症状でも指摘された場合は、消化器内科で方針を確認することが大切です。

慢性胃炎・萎縮性胃炎

慢性胃炎は、胃の炎症が続く状態です。萎縮性胃炎は、炎症が長く続くことで胃の粘膜がやせ、胃酸を出す腺が減った状態を指します。主な原因はピロリ菌感染です。症状は無症状のこともありますが、胃もたれ、みぞおちの不快感、食欲低下を伴うことがあります。治療はピロリ菌の有無を確認し、感染があれば除菌を検討します。萎縮が進んだ胃は胃がんのリスクが上がるため、定期的な胃カメラが重要です。

配信元: Medical DOC

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