由紀子さんは、長男の家族だけをかわいがる義父母から、じわじわと心を削る差別を受け続けてきました。
義父母が繰り返した「次男は期待していない」の言葉
結婚8年目の由紀子さんには、今年7歳になるひとり娘がいます。夫の兄夫婦は3年前に二世帯住宅を建てて、両親と同居し始めました。「夫は次男。幼い頃からお兄さんと比べられ、雑に扱われることが多かったそうです」
結婚が決まった時から、義父母は「私らは老いたら、お兄ちゃん夫婦と住むから、あんたらには金銭的な援助はしてあげれんよ」と何度も言ってきたそう。
「私としてはラッキーでしたが、実の親が自分をまったく頼りにしていないという事実に夫は傷ついたようです」
むきになったのか、夫は兄夫婦が二世帯住宅を建てると月に1回ほど、家族を連れ、実家に顔を出すようになりました。
“呼び方”で長男の嫁と次男の嫁を差別する義母
いつの間にか、恒例となってしまった義父母宅への訪問。由紀子さんは、顔を出すのが嫌でした。「義父母の私への態度と兄嫁に対する態度が違いすぎるからです」
義母は兄嫁を呼ぶ時には“ちゃん付け”。親しみを込めながら呼びます。しかし、由紀子さんのことは冷たい声で「あなた」と呼ぶのだそう。また、兄夫妻の子どもには快くおやつをあげるのに、由紀子さんの娘が欲しがると露骨に嫌な顔をし、小声で「浅ましい子」と言いました。
「そうした態度の差が辛く、娘が傷つくのも嫌だったので、ひとりで実家に行ってよと夫に言ったこともあります。でも、『兄貴より幸せな姿を見せたいから、家族みんなで行かないと意味がない!』と取り合ってくれませんでした」

