男性ホルモンが不足する原因とは?メディカルドック監修医が解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「男性ホルモンを増やす方法」はご存知ですか?増やす食べ物・飲み物も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
村上 友太(医師)
医師、医学博士。
福島県立医科大学医学部卒業。福島県立医科大学脳神経外科学入局。星総合病院脳卒中センター長、福島県立医科大学脳神経外科学講座助教、青森新都市病院脳神経外科医長、東京予防クリニック院長を歴任。現在は神宮前統合医療クリニックなどで脳機能向上、認知症予防を中心に診療している。
【資格・所属】
日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医
日本抗加齢医学会専門医
日本健康経営専門医
「男性ホルモン」とは?

「男性ホルモン」と聞くといくつか種類がありますが、一般的に話題に上がるのは主にテストステロンです。テストステロンは男性の精巣(睾丸)で多く作られ、筋肉や骨を保つ、男性らしい体つきや第二次性徴(声変わり、体毛の変化など)に関わる、性欲や勃起など性機能に関与する、といった重要な働きを持っています。 女性にも少量存在し、男女ともに心身の健康維持に関わるホルモンです。ただし、テストステロンの働きや症状の出方には個人差が大きく、「数値が少し低い=必ず不調が出る」「数値を上げれば必ず元気になる」とは限りません。大切なのは、症状・生活習慣・検査結果を合わせて総合的に判断することです。
男性ホルモンはどこから分泌されるの?

男性ホルモン(テストステロン)は、主に精巣の中にあるライディッヒ細胞(Leydig細胞)から分泌されます。テストステロンは精巣で多く作られ、残りは副腎由来のホルモン(DHEAなど)から作られる経路もあります。 分泌は、脳(視床下部)→下垂体→精巣へと指令が伝わる視床下部―下垂体―精巣(HPG)軸によって調整されます。下垂体から分泌される黄体化ホルモン(LH)がライディッヒ細胞を刺激し、テストステロンが産生・分泌されます。 この仕組みにより、体は必要量を保とうとしますが、加齢、肥満、睡眠不足、ストレス、基礎疾患、薬剤などの影響でバランスが崩れ、結果としてテストステロンが低下することがあります。

