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「アプリ」で子どものADHDを治療? “ゲーム感覚”のデジタル療法が日本初の登場

「アプリ」で子どものADHDを治療? “ゲーム感覚”のデジタル療法が日本初の登場

「集中が続かない」「落ち着いて行動することが難しい」など、子どもの日常生活で見られる困りごとに悩む保護者も少なくありません。
塩野義製薬株式会社は、小児期における注意欠如多動症(ADHD)の治療を補助するデジタルアプリ「ENDEAVORRIDE(エンデバーライド)」の販売開始を発表しました。この内容について稲川先生に伺いました。

稲川 優多

監修医師:
稲川 優多(医師)

自治医科大学勤務。医学博士、公認心理師。日本精神神経学会精神科専門医・指導医・認知症診療医、日本老年精神医学会専門医・指導医、日本医師会認定産業医、精神保健指定医。

塩野義製薬が発表した内容とは?

編集部

塩野義製薬が発表した内容を教えてください。

稲川先生

塩野義製薬は、小児期におけるADHDの治療を補助するデジタルアプリ「エンデバーライド」の販売を開始しました。これは、ADHDを対象とした治療補助アプリとして日本で初めて承認された医療機器プログラムです。
エンデバーライドは、6〜17歳の小児ADHDを対象に、通常の治療に加えて使用することで症状の改善をサポートします。日本で実施された臨床試験では、通常の治療を続けた場合と比べて、主として不注意の症状に改善が見られました。
このアプリは、スマートフォンやタブレットを使って取り組むゲームのような形式で、脳の認知機能に関わる部分を刺激するよう設計されています。
ADHDの治療では、心理的な支援や薬による治療などがあります。今回新たな選択肢が加わることで、子どもや家族のさまざまなニーズに対応できることが期待されています。

ADHDとは?

編集部

今回のテーマに関連するADHDについて教えてください。

稲川先生

ADHDは、年齢や発達の段階に対して不釣り合いな注意力の不足、または衝動性、多動性が見られる発達上の特性です。これらの症状により、日常生活や学校生活、社会的な活動に困難が生じることがあります。

ADHDでは、集中し続けることが難しい、必要なことを忘れやすいといった「不注意」の特徴が見られることがあります。また、順番を待つことが苦手、思いついたまま行動してしまうといった「衝動性」や、じっとしていることが難しく落ち着いて取り組めないといった「多動性」が表れる場合もあります。
こうした特徴は子どもの頃から見られることが多く、一人ひとり症状の表れ方や困りごとは異なるので、その子を適切に理解し支援することによって、生活上の負担を減らすことが大切です。自分の子どもに気になる症状がある場合は、一人で抱え込まず専門家に相談し、対処法を見つけていきましょう。

配信元: Medical DOC

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