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「ママ友付き合いは自分の境界線を保ついい学びの機会」【吉川ひなの】大人になってよかったこと

「ママ友付き合いは自分の境界線を保ついい学びの機会」【吉川ひなの】大人になってよかったこと

相手の機嫌は、自分の責任じゃない

──大人になるにつれて、人付き合いは変わりましたか?  昔より上手になれた、と感じる部分はありますか?


 


ひなの 最近ね、自分の思ってないことを言わないように気をつけているの。人間って、人間関係を円滑にしようとするから、相手のテンションに引きずられがちじゃない。絵文字いっぱいのLINEが来たら、こっちもなんとなく絵文字多めで返してみたり。でも、それって本当にわたしが言いたいことじゃない、って気づいてきて。「この人、ノリ悪いな」と思われてもいいや、って思い始めたところ。


 


ゆみえ “気を使う”って、まさにエネルギーを使うことなの。人は気によって動かされているから、気が使えないのは死んでいるのと同じこと。だから、自分が楽しく気を使えているなら全然いい。でも、疲れてしまう気の使い方なら使わないほうがいいと思う。要は、気の使い方にもセンスがあるんだよね。


 


ひなの わたしは、昔から相手の機嫌を取っちゃう癖があって、機嫌なんて取りたくないし、「あなたの機嫌はあなたで取ってよ」と思いながらも。でも、実際に不機嫌アピールをされると、自分のせいかもと責任を感じてしまう。誰かの不機嫌とわたしはまったく関係がないのに、全部自分の責任として引き受けてきちゃった。脳の回路としてでき上がってたんだよね。


 


ゆみえ 刷り込まれてきたものを、この年齢になって手放せているって、すごいことだよ。


 


ひなの やっと、やっと。今は、ママ友付き合いが自分にとっていい学びの機会だなと思ってるの。相手のペースに巻き込まれず、自分の境界線を保ちながら、本音でいられるように。子どもたちが幸せで、楽しくコミュニケーションできるのが何より大切だから、わたしの苦しさを持ち込まないようにしたい。ある意味、トレーニングをしている感覚かも。

心とからだは、絶対つながってる

──自分の機嫌や感情のコントロールについては?  何か意識していることはありますか?


 


ゆみえ 大人になって、自分自身を俯瞰して見られるようになったことが一番大きくて。いろんなことの対応が上手になる。その土台になっているのが心とからだのバランス。運動ができてない時期は、やっぱり軸がぶれてくる。忙しくてヨガに行けてないとき、ケガをした昨年……胸のあたりがモヤモヤすっきりしなくて。でも今は、知識と経験がリンクしているから、バランスが崩れそうになる前に分かるし、今は爆発させる前に上手に流せる。それに、自分のよくないエネルギーを他人にぶつけると、その人の波動を乱すし、地球は丸いから、投げたものは自分に戻ってくる。だから、自分のために自分を整えるの。


 


ひなの めっちゃ分かる。わたしが遠回りしながら言いたかったこと、それだった。ゆみえちゃんの言葉がめちゃくちゃ分かりやすい。


 


ゆみえ 54歳ですから(笑)。女性って、女性ホルモンにすごく左右されるじゃない?  しかも、その一生分がたったのティースプーン一杯くらいの量だといわれていて。その少量で、生理があって、おっぱいを作って、子どもを産んで育てるところまで担っているんだから、翻弄されるのはもう人間の性だよね。でも、そういう仕組みなんだって分かっているだけで、対処の仕方は変わってくると思うの。結婚していたときも、「今日はちょっと見逃してほしい、今は全然余裕がないから」って、伝えるようにしていたし(笑)。


 


ひなの そんなふうに言われたら、可愛過ぎて許しちゃうでしょ。


 


ゆみえ でも、度が過ぎるとだめ。あるとき「ゆみえちゃん、いい加減にして」と怒られたことがあったの。ケンカしてるとき、愛犬はいつもわたしの味方でそばに来てくれたのに、そのときだけはピタッと夫の横に座ったわけ。犬にも伝わってたのね。

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