「設定は全部私の携帯からやっていたのに」——子どもに不可能なはずの制限突破、今でも謎のまま
最も驚かされたのが、制限設定の突破です。フィルタリングもおやすみタイムも、彼女自身のスマホからしか変更できないよう設定していたにもかかわらず、息子さんはいつの間にか夜遅くまでいじれる状態にしていました。
「パスワードは絶対見抜けないですし、設定は全部私の携帯からやっていたので子供がいじることは不可能なはずなのに、一日の利用時間を過ぎても勝手にボーナスタイムを設定したりしていました」と彼女。ネットでかいくぐる方法を調べてみたものの、結局どうやって破られていたのかは今でもわからないまま……。
親が万全を期したつもりの設定でさえ、子どもは予想外の方法で抜け道を見つけ出してしまう——この出来事は、技術的な対策だけでは限界があることを痛感させるものでした。
中学生になると毎日のバトルに。「怒るのも疲れ」、思い切って譲歩したら効果が出た

息子さんが中学生になると状況が一変します。使用時間の約束は守られなくなり、制限の抜け穴を次々と見つけては、約束を平気で破るようになっていきました。
「毎日のように繰り返されることに怒るのも疲れ」——そう感じた彼女は、思い切って歩み寄ることにしました。一日の使用時間を延ばす代わりに、夜は22時30分までにするというルールを提案したところ、息子さんはきちんと守るようになったそうです。
「キツキツにするだけでなくこちら側も少しは譲歩しなければいけなかったと思いました」と女性。親が一方的に制限するのではなく、子どもの現実にも目を向けた落としどころを見つけることが、長続きするルール作りの鍵になりました。
