女性の薄毛、医療機関で改善できる?
編集部
医療機関では、何を見られるのでしょうか?
清水先生
FAGAだけでなく、円形脱毛症など別の脱毛症が隠れている場合や、複数の脱毛症が混在している場合もあるため、まずは問診や視診などで現在の状態や原因、進行度を評価します。特に、円形脱毛症が広範囲に及んでいるケースではFAGAと見分けが付きにくいことがあり、治療方針は大きく異なります。自己判断せず、医療機関で正確に診断する必要があります。
編集部
治療の流れについても教えてください。
清水先生
原因や進行度に応じて、発毛を促す治療と抜け毛を抑える治療を組み合わせて行い、外用薬による治療を基本に、クリニックによっては内服薬や注入治療を選択肢として検討する場合もあります。具体的には、抜け毛を抑える治療では、髪の成長期を保ち、毛の寿命が短くならないようにアプローチし、発毛を促す治療では、毛母細胞の働きへアプローチし、髪が育ちやすい状態を目指すとされています(※)。薬剤による治療だけでなく、生活習慣や頭皮環境も含めて総合的に治療法を考えることが重要です。※効果には個人差があります
編集部
治療を検討する際の注意点などはありますか?
清水先生
薄毛治療は自費診療となるため、費用や治療内容だけでなく、カウンセリング体制やアフターフォローの内容も含めて十分に事前確認することが重要です。また、使用する薬剤によっては副作用が生じる可能性もあります。リスクや経過について丁寧に説明を受け、納得した上で治療を開始しましょう。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
清水先生
自分の状態がFAGAなのかどうかを自己判断するのは難しいため、まずは医療機関で診察・診断を受けることをおすすめします。治療が必要かどうか、またどのような治療が適しているかは、状態に応じて判断する必要があります。適切な対応を選択するためにも、薄毛治療を行っている医療機関を受診するとよいでしょう。
編集部まとめ
女性の薄毛は、さまざまな要因が関係していることが多く、FAGAもその一つです。男性とは異なる進行の仕方をすることもあり、気付きにくいケースもありますが、早めに変化に気付き対応することが重要です。セルフケアだけでなく、必要に応じて医療機関で評価を受けることにより、適切な対処につながります。

