膵臓がんの生存率はどのくらいでしょうか。メディカルドック監修医が膵臓がんの概要と生存率について解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。
※この記事はメディカルドックにて『「膵臓がんの検査方法」はご存知ですか?検査費用や原因についても解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)
1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。
膵臓がんとは?
膵臓がんとは膵臓にできるがんのことで、「膵がん」と呼ばれることもあります。日本における膵臓がんの罹患者数・死亡者数はともに増加傾向にあり、2019年ではがんによる死亡原因第4位になったことが発表されました。
小さい間から膵臓の周りの臓器・リンパ節などに転移しやすいため、見つかった時にはお腹全体に散らばっていることもあります。がんの中では進行が速いうえに、見つけにくいといえるでしょう。
膵臓がんの生存率
あらゆるがんの中でも生存率が低いのが膵臓がんです。
・手術が可能だった場合:生存率は5年で10~30%
・手術は不可能だが、転移なしの場合:生存率は1年で30~50%
・転移が確認されたために手術不可だった場合:生存率は1年で10~30%
ただし、初期段階のステージ1で治療ができた場合の生存率は5年で61%と高くなっています。膵臓がんの生存率を握っているのは早期発見といえるでしょう。ただし、膵臓がんは早期発見が難しいがんでもあります。定期的な検査を受けるようにしましょう。

