女優の見上愛が一ノ瀬りん、上坂樹里が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「風、薫る」の第58回が17日に放送される。
朝ドラ「風、薫る」第58回(6月17日放送予定)見所
ある日、りん、直美、玉田多江(生田絵梨花)たち梅岡女学校付属看護婦養成所の1期生6人が看護担当の教師・バーンズ(エマ・ハワード)に呼び出される。柳田しのぶ(木越明)の発案で、6人は学生生活最後の思い出として横浜へ出かけることになるが…。
朝ドラ「風、薫る」第12週「旅立ち」(第56~60回)ストーリー展開【ネタバレ】
バーンズは、大山邸を訪れ、捨松(多部未華子)に「私は、看護婦を育てられなかったようです」と打ち明けた。
一方、一ノ瀬家では、りんの娘・安(早坂美海)と槇村宗一(上杉柊平)の結婚話が進んでいたが、安は「結婚…先に延ばせないかな…」と漏らす。幼い頃に姉妹で遊んだ双六を思い出し、本当に結婚が自分の幸せなのか迷い始めていた。母の美津(水野美紀)は「顔合わせだというのに何を言ってるのです」と一蹴。両家の顔合わせは無事に終わるが、帰宅した安は「私…結婚やめようかな」と言い出した。
その頃、両家の仲立ちをした「シマケン」こと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉)の家を宗一と太一(林裕太)兄弟が訪問。宗一はシマケンに感謝し、「結婚というミッションはとりあえず、果たせそうです」と笑顔で語った。その一方、安に思いを寄せる太一は「そんな結婚つまらなくないか?」と反発。兄弟の価値観の違いが浮き彫りになった。
安は、宗一は理想的な相手だが、「奥さま」への憧れだけで結婚していいのか分からなくなったと打ち明ける。そんななか、りんの娘・環(英梨)にせがまれて創作した物語を語るうちに「私がこの家を守ればいい」とひらめく。姉を支え、環を育て、母のそばで今の暮らしを守ることこそ自分の幸せだと考えた。しかし、美津は「女だけで生きていく辛さは骨身に染みているでしょう?」と激怒し、母娘は口論に。そこへ太一が現れ、「兄との結婚を考え直してくれませんか? もし安さんが望んでくれるなら、私は家と縁を切っても構いません!」と突然の告白をする。だが安は「お断りします」と頭を下げた。
その頃、病院ではバーンズが院長・多田重太郎(筒井道隆)と1期生たちの卒業後の進路について話し合っていた。多田は「心配いりません」と告げ、残り4カ月、生徒たちへの指導を続けてほしいと頼んだ。
安は太一と、居間で向き合い、誰とも結婚しないという考えを伝えた。そんな安に太一は「どなたかに恋をしたことはありますか?」と問いかける。「いいえ」と否定し、「人として丁度よく幸せに生きていければそれでいい」と答える安に、太一は「恋は人間が人間たる所以ともいえる素晴らしいものですよ!」と独自の価値観を述べる。人間は理性で得な道が分かっていながらも、時に理屈に合わない、損をする方を「choice」してしまうことがある。それこそが恋なのだと、太一は熱弁を振るう。「見つめてはならぬ人を目で追い、身を引くべきと知りつつ会いたくなる…。これが恋です」
安と宗一は、りんとシマケンの立ち合いのもと、破談についての話し合いをした。安は、宗一と結婚したくないわけではなく、結婚をしたくないと強調。お金も暮らしも困らないのに、結婚する意味がわからないという安の話を聞いた宗一は笑ってしまう。「そんなこと思いつきませんでしたよ。お姉さまが夫か、確かに理にかなってる。結婚はよく言えばお金と子供を男女で補いあうもの、悪く言えば利用し合うものですから」。安は宗一の意見に「そうなんです!」と強く同意。すると宗一は、実は自分も結婚に興味がないと明かし、安を応援すると言った。宗一は、顔合わせの時に安が、自分で話を作って環を笑わせるのが好きだと語った姿を振り返り、「あの時、人を笑わせたいと思う人と暮らすのは楽しそうだなって思ったんです」と語る。特別な才能もないと自分を卑下していた安にとって、この「楽しそう」という言葉は心に刺さる。大して知りもしない男との結婚を「危険な賭け」と呼んでいたはずの安だが、宗一の考えを知った瞬間恋に落ちてしまう。
帰宅したりんと安は、環が元気がなかった理由を知る。安が結婚していなくなるのがさみしいのではなく、長屋に住む友達の中山宗太(木下瑛太)を「バ~カ」と言って泣かせてしまい、「もう遊ばない」と言われたため、ずっと家にいたと述べた。環に元気がなかった理由が分かり、りんは環と一緒に宗太に謝りに行き、2人は仲直りした。それを見ていた安は、「私も間違いをすぐ謝って取り消さないと」と切り出し、りんに謝罪したうえで「結婚、やめるのはやめる。私やっぱり宗一さんと結婚したい」と述べた。驚くりんたちに安は「あんな面白い人いないもの」と言った。
シマケンは綿貫正平(小松和重)から新聞記者にならないかと誘われていた。綿貫は、東京明光新報社が発行する新聞の編集長。シマケンは、「僕は小説を書きたいんです」と返すが、綿貫は、活字工より記者の方が小説家に近く給料も上がるとし、返事は急がないのでよく考えてほしいと伝えた。

