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「大動脈解離の治療」で気を付けることは何かご存じですか?症状と予後も医師が解説!

「大動脈解離の治療」で気を付けることは何かご存じですか?症状と予後も医師が解説!

大動脈解離の治療後の経過と管理

大動脈解離の治療後の経過と管理

ここでは、大動脈解離の治療後の経過と管理について解説します。

大動脈解離の術後の経過

大動脈解離の治療後は、集中治療室で血圧や脈拍、呼吸状態、腎機能、神経症状などを確認します。手術やカテーテル治療の直後は、出血、感染、臓器の血流障害、不整脈などに注意しながら全身状態を管理します。

状態が安定すれば、少しずつ離床やリハビリテーションを進めていきます。入院期間は病型、治療内容、合併症の有無、体力などによって異なります。退院後すぐに以前と同じ生活に戻るのではなく、医師の指示に従いながら活動量を段階的に増やすことが大切です。

大動脈解離の再発リスク

大動脈解離は、急性期の治療が終わった後も再発や大動脈の拡大が起こることがあります。解離した部分が残っている場合や、大動脈瘤を伴う場合には、時間の経過とともに再治療が必要になることがあります。

特に血圧が高い状態が続くと、大動脈の壁に負担がかかり、再解離や破裂のリスクが高まります。高血圧、喫煙、動脈硬化、遺伝性結合組織疾患などがある方は、長期的な管理がより重要です。

大動脈解離の治療後の管理

治療後の管理で特に重要なのは、血圧を安定させることです。降圧薬を継続し、家庭血圧も確認しながら、血圧が高くなりすぎないように管理します。自己判断で薬を中断すると再発リスクにつながるため、処方された薬は継続することが大切です。

また、定期的なCT検査や超音波検査などで、大動脈の状態を確認します。大動脈の拡大や残存解離の変化を早めに見つけることで、追加治療の必要性を判断しやすくなります。

生活面では、禁煙や塩分を控えた食事、適正体重の維持、過度な飲酒を避けることが重要です。強くいきむ動作や急激に血圧が上がる運動は避け、運動を再開する場合は主治医に相談しながら無理のない範囲で行います。

大動脈解離の治療についてよくある質問

ここまで大動脈解離の治療法は?などを紹介しました。ここでは大動脈解離の治療についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

大動脈解離の治療は緊急を要しますか?

林 良典医師

はい。大動脈解離は、緊急対応が必要になることが多い病気です。大動脈の壁が裂けた状態のため、時間の経過とともに破裂、心タンポナーデ、臓器への血流障害など命に関わる合併症を起こすことがあります。

特に、上行大動脈に及ぶStanford A型は緊急手術が必要になることが多く、診断後できるだけ早い治療が重要です。Stanford B型でも、破裂の危険がある場合や腎臓・腸・下肢などへの血流障害がある場合には、緊急でカテーテル治療や手術が必要になることがあります。

大動脈解離が疑われるときの受診の目安を教えてください

林 良典医師

突然の強い胸痛や背部痛が出た場合は、すぐに救急要請を検討するべき症状です。特に、下記の痛みには注意が必要です。

引き裂かれるような痛み

今まで経験したことのない激しい痛み

胸から背中へ移るような痛み

また、胸痛や背部痛に加えて、冷や汗、息苦しさ、失神、めまい、手足の麻痺、ろれつが回らない、腹痛、足の冷感などがある場合も緊急受診が望ましい状態です。

配信元: Medical DOC

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