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友人の結婚を素直に喜べない…「私は冷酷な人間?」 心理カウンセラーが教える“他人との比較やめるコツ”

友人の結婚を素直に喜べない…「私は冷酷な人間?」 心理カウンセラーが教える“他人との比較やめるコツ”


(画像はイメージ)

【要注意】これが“うつ病”の可能性がある「症状」です(画像14枚)

 6月は「ジューンブライド」であり、この時期に結婚式を挙げる人もいると思います。ところで、友人から結婚の報告を受けた際や、友人の結婚式に出席した際、「おめでとう!」と心から喜びたいのに、なぜか喜べないと感じ、「自分はもしかして冷たい人間?」と思った経験がある人もいるかもしれません。

 他人の幸せを喜びたいはずなのに喜べない場合、心の中ではどのような反応が起こっているのでしょうか。「他人と自分を比べてしまいやすい」という人に向けた「感情との付き合い方」について、心理カウンセラーのうるかすさんに聞きました。

SNSから少し距離を置くのも手

Q.友人の結婚報告を素直に喜べず、モヤモヤしたり焦ったりしてしまう場合、冷酷なのでしょうか。

うるかすさん「結婚報告というその人にとって喜ばしいことに対して、モヤモヤしたりネガティブな気持ちになってしまうのは、いくつかの理由が考えられます。

まずは、単純に『寂しい』という感情です。実際は結婚をしてもその友達に何か大きな変化が生じることはないかもしれませんが、なんとなく自分だけが取り残されたように感じたり、友達が違うステージに行ってしまったという感覚を覚える人は少なくありません。また、他の友達との関係が相手の結婚によって疎遠になってしまった経験がある人は、『この子とも離れ離れになってしまうかも』と感じて、余計に寂しさが募ってしまうというケースもありますね。

次に、『自分はうまくいっていない』『相手がうらやましい』という気持ちです。たとえ仲のよい友達であっても、どうしても自分と相手を無意識に比較してしまうことがあるでしょう。『相手は結婚をして人生がうまくいっているのに、自分はまだ幸せになれていない気がする』『いいな、うらやましいな』という気持ちが祝福する気持ちよりも勝ってしまうと、どうしても素直に喜べない思考に陥ってしまうことは十分に考えられます。

また、人によっては『他人より優れている部分』や『人から見ても分かりやすい成功』など、自分を安心させるための指標がないと、不安になってしまうことがあります。

そうした気持ちの背景には、もともとの自己評価の低さが影響している場合もあります。誰かと比較して自分の価値を確認しようとすること自体は、決して珍しいことではありません。

さらに、このような自己評価のあり方や『何を大切にするか』という価値基準は、自分一人で突然作られるものではなく、幼少期から身近な人たちの考え方や周囲の環境の影響を受けながら形づくられていくこともあります。例えば、『結果を出すことが大切』『人から評価されることが大事』といった価値観の中で育つと、知らず知らずのうちに他人との比較が心の中の基準になっていることもあるでしょう。

『喜べない自分は嫌なやつなのかな、冷酷なのかな』と自分を責めてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。ご自身の気持ちが落ち着くまで、その友達とは少しだけ距離を置いてみたり、SNSから離れてみたりなど、自分の心を守るための対処法を見つけてみると良いかもしれません」

SNSと上手に付き合うには?

Q.他人の「キラキラした日常」と比較して落ち込むのを防ぐため、SNSと物理的・心理的に「境界線」を引く方法はありますか。

うるかすさん「SNSを適切に活用するためには、SNSとご自身との健全な距離感を把握することが重要です。完全に断ち切る必要はなく、付き合い方・向き合い方を意識して変えるだけでも、『SNS疲れ』を予防する効果があります。

まず、物理的な対処法としては『デジタルデトックス』が挙げられます。『ついついスマホを起動してSNSやアプリを開いてしまう』という人は、意識的にスマホやパソコンの電源を切って、自分だけの時間に集中したり、紙の本での読書や日記を書いたりなどの『オフライン時間』を作ったりすることが効果的です。

SNSを見る時間を制限することで、『自分が思っていたよりもSNSを使っている時間が多かったかも』というように、これまでの付き合い方を客観的に把握できるようになります。
まずは寝る前の1時間など無理のない制限からスタートし、少しずつ心地よい距離感になるように調整していくと失敗しづらいと思います。

次に、心理的な対処法は『セルフ・コンパッション』と呼ばれる、自分をいたわる、優しいことばをかけてあげるという習慣を持つことです。他人と比較をすると、どうしても『自分なんて』と自分を卑下してしまう思考に陥りがちです。

ところが、SNSでみられる他人のキラキラした一面は、実際のところその人にとってのほんの一部に過ぎません。何でも完璧にこなせる人間ではないのはみな平等で、誰にも見せていない部分があるということを認識しましょう。

その上で、『今つらいと感じている』『それだけ頑張ってきたんだね』と、ご自身の気持ちを受け止めて、自分に対する声の掛け方を少しだけ変えてみる工夫をすると、必要以上に自分を卑下したり自責の念にかられることが少なくなってくると思います」

配信元: オトナンサー

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