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クルマ好きの息子とHondaの人気イベント「Enjoy Honda」へ。いちばんの笑顔が飛び出したのはあの体験ブースで…

夢のHondaJet搭乗へ! 親子で胸が高鳴るホンダコレクションホール体験

Enjoy Hondaもまだまだ楽しみたかったのですが、雨足が弱まらず……。翌日のレース観戦に備えて体力を温存しつつ楽しめる、室内の「ホンダコレクションホール」へ向かうことにしました。

見学した翌日に撮影したホンダコレクションホールの外観

ここは【モビリティリゾートもてぎ】内にある、Hondaの常設ミュージアム。創業期からの歩みを順にたどれる展示がそろい、【モビリティリゾートもてぎ】の入場料・駐車料だけで追加料金なく見学できるスポットです。
実は、息子が4歳になる直前にも訪れたものの、当時はクルマへの興味が薄く楽しみきれず……。今回はどうかなと少しドキドキしながら館内へ向かいました。

入ってすぐ目に飛び込んでくるのは、創業者・本田宗一郎氏の自筆「夢」が刻まれた大きな円形モニュメントです。

その先には、Honda のレース史を語る名車・名機に加え、今回我が家が搭乗体験を楽しみにしていた小型ビジネスジェット機「HondaJet Elite II(ホンダジェット エリート・ツー)」の実物大インテリアモックアップも展示されていました。

HondaJet Elite IIは、全長13メートル、最大8人乗り(乗員1〜2名+乗客6〜7名)

ジャパンモビリティショーで何度か見かけたものの、予約が取れず体験できなかったHondaJet。今回はようやくその機会が訪れました。
機内に入ると、小型機とは思えないほどゆったりとした空間が広がり、白を基調としたレザーシートは座り心地もバツグン!

コックピットはボタンだらけのイメージとは違い、デジタル画面が中心で思わずびっくり。

さらに個室トイレまで備わっていて、設備の充実ぶりに驚かされました。

「これを自家用ジェットとして持てる人って、どんな毎日を送っているんだろう……」と想像するだけで、親子でちょっと楽しくなってしまう特別なひとときでした。
搭乗体験の列はかなり長めでしたが、1組あたりの時間が決まっているため回転が早く、15分ほどで順番が回ってきました。思ったよりスムーズに進むので、あきらめずに並べばしっかり体験できます。

この日、中庭では特別イベントの「エンジン始動」も行われていて、我が家も少しのぞいてみました。

ホンダコレクションホールの車両は、“動く状態で保存する”ことを大切にしています。 そのこだわりを実感できるのが、実際にエンジンをかけて音や振動を体感できる、このイベントなんです。
バイクに詳しくない筆者ですが、ブルルン!とエンジンがかかった瞬間、「おー、本当に動くんだ!」と感動。

息子も、そのときを興味津々に見つめていました。
長年大切に保存されてきた名機が目の前で息を吹き返す様子は、きっとバイク好きにはたまらないはず。短い時間でしたが、とても印象的な瞬間でした。

Hondaの挑戦ってすごい……! 息子も前のめりになったガイドツアー

コレクションホールを満喫するために、無料のガイドツアーに参加しました。当日受付でサッと申し込めて、所要時間は約45分です。
ツアーは、エントランスの円形モニュメント「夢リング」からスタート。

本田宗一郎氏の“夢”と、Hondaが最初に挑んだピストンリングの“夢”を重ねたデザインだそうです。 ガラスの向こうには、バイクやクルマ、小型飛行機、ロケットまで。多彩な“夢のかたち”が一望できるのも魅力でした。

そしてこのあと、フロアを移動して、いよいよHondaの原点ともいえる一台へ。

戦後すぐの1946年、宗一郎氏は「買い物で重い荷物を積んで自転車をこぐ妻・さちさんをラクにしてあげたい」という思いから、自転車にエンジンを取り付ける“補助エンジン付き自転車”を試作しました。
ところが、燃料タンクがない。そこで宗一郎氏が手に取ったのが、家にあった金属製の湯たんぽ。

それを燃料タンクとして活用し、最初の試作車をつくり上げました。

このお話、実は以前に Honda ウエルカムプラザ青山(2026年5月現在、休館中)を息子と取材したときに聞いていたので、「これ知ってるよね」と目が合った瞬間、同じ記憶を共有できたことがうれしくなりました。

1949年、ホンダはいよいよ本格的なバイクづくりに踏み出します。

その最初の一台として誕生したのが、車体もエンジンも自社でつくりあげた「C型」です。
展示のそばには、宗一郎氏の“挑戦の精神”を象徴する言葉が静かに掲げられていました。

その中の「誰かにまねされても、誰のまねもしない」という一文に、息子はぐっと心を奪われた様子。これを機に、宗一郎氏みたいな生き方を目指してくれたら──そんな想いをそっと抱いた母でした(笑)

1958年。「誰でも乗れる」というシンプルで力強い発想から生まれた小型バイクが、スーパーカブです。

軽さ、扱いやすさ、壊れにくさ──この設計思想が、日常の移動手段として広く受け入れられ、 やがて世界中で愛される一台へと育っていきました。

そして、一般車に「赤いクルマ」を最初に送り出したのも実はHonda。

それまでは赤といえば緊急車両の色。そんな常識をくつがえし、“赤=走る楽しさ”という新しいイメージを広めた一台になったのです。

現在も主流となっている、水でエンジンをしっかり冷やす「水冷式エンジン」。

水冷式のCVCCエンジン

Hondaはその可能性を広げるために改良を重ね、1973年には“水冷式CVCCエンジン”を生み出しました。アメリカでも“不可能”と言われた厳しい排ガス規制を、世界で初めてクリアした技術です。その話を聞いた息子は、 「へぇー、Hondaってすごいね」と感心していました。
当初は、風で冷やす「空冷式」を推していた宗一郎氏の強いこだわりも、思わず引き込まれるエピソードでしたよ。

お次は、おなじみの「ASIMO(アシモ)」をはじめ、Hondaが手掛けてきた歴代ロボットが並ぶコーナーへ。

「技術は人のために」。宗一郎氏が現場を離れたあとも、その想いを受け継いだ技術者たちが挑み続けてきた歩みが、ここに並んでいます。
残念ながら現在はASIMOのプロジェクトは終了していますが、そこで培われた技術は、クルマの安全運転支援、ロケットの制御、座ったまま移動できる乗り物「UNI-ONE(ユニワン)」に生かされています。ロボット研究が、さまざまな未来の技術につながっているって素敵ですよね。

最後にたどり着いたのは、HondaJetを紹介するコーナー。

展示用のつくられたHondaJetのスケールモデル

アメリカやヨーロッパが中心のプライベートジェット市場では、そのまま参入しても勝ち目は薄い。そこでHondaJetは、エンジンを主翼の上に置く独自構造という強みを打ち出しました。
この配置のおかげでキャビンが広く、音も静かで、燃費まで向上。その革新性が評価され、「飛行機の常識を変えた」と言われるほどの一機になっているんですって。
ガイドツアーがすべて終わったあとに息子に感想を聞いてみると、「いやー、挑戦し続けるHondaってすごいね」とひと言。その言葉に、筆者も全力でうなずいてしまいました。

配信元: マイナビ子育て

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