●逮捕前の体重37.5キロ→釈放直後27.7キロに
原告側によると、Aさんは逮捕後、極度の精神的ショックから食事をとれなくなった。逮捕前に37.5キロあった体重は、処分保留で釈放された日の翌7月5日には27.7キロまで減少していたという。
Aさんはその後、急性ストレス障害やPTSDと診断された。
不起訴処分となったものの体調は回復せず、2025年12月14日、低栄養状態で死亡した。原告側によると、死亡の約2週間前にあたる同年12月1日時点の体重は20.2キロまで落ちていたという。

●「違法な逮捕や勾留が娘の死を招いた」
訴状によると、Aさんの死後の2026年3月、虐待を申告した元利用者が「オーバーに言ってしまった」と告白したという。
母親は、県警の警察官や神戸地検の検察官によって、十分な裏付け捜査がないまま違法な逮捕や勾留、取り調べがおこなわれたほか、留置場でも十分な健康管理がなされなかったことが、Aさんの死を招いたと主張している。
国と兵庫県に対し、連帯して約1億921万円の損害賠償を求めて提訴した。

