「お分けできます」自分で増やしたエリカも元気に
エリカに興味を持つ人が増えたことが嬉しかったというすうりさん。実は、自分の手で増やしたエリカもすくすく育っているそうです。「薄ピンクと濃いピンク、昨年の春に挿し木して元気に活着したものがいくつかあります。普通の園芸店にはあまり流通しないと思うので、興味のある方がいたらお分けできます」
投稿された2枚の写真には、淡いピンクのエリカと、濃いピンクのエリカ。どちらもすうりさんが挿し木から大切に育て、無事に根づいたものです。北海道では4月に薄ピンク、5月に濃いピンクが咲くそうで、冷涼な北国向きの花だといいます。


一度は「もう会えない」とあきらめかけた花を、こうして自分の手で増やし、これから育てたい人へとつないでいく。探し続けた人だからこその、温かいバトンですね。
実はいま、もうひとつ探している花があるのだとか。沖縄で出会った、葉に白い模様が入る"斑入り"のブーゲンビリア。こちらも生産者さんの事情で手がかりがなくなってしまったそうですが、「子育てが落ち着いたら沖縄に行って、園芸店を訪ね歩きたい」と話してくれました。
探し続けた人にだけ訪れる、思いがけない再会。すうりさんのもとに舞い込んだ小さな奇跡に、心がほっと温まりました。
文=武川彩香

