なぜ今、私たちは佐藤雅晴の作品を見るべきなのか
情報が溢れ、あらゆるものが即座に消費される現代において、佐藤氏の作品は「立ち止まること」を強いてきます。
「見えているものは、本当にそこに存在しているのか?」
「私たちが記憶している風景は、正しいものなのか?」
作品から漂う「強い詩情」は、私たちの個人的な記憶と結びつき、鑑賞後に会場を出た後の景色さえも、いつもと少し違ったものに見せてくれるでしょう。日常の解像度を変えてしまうほどのインパクトを、ぜひ会場で体感してください。
<アーティストプロフィール>
1973年大分県生まれ。美術家。1999年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了後、2000年から2002年まで国立デュッセルドルフ美術アカデミーに研究生として在籍。実写映像をトレースし、アニメーションとして再構築するロトスコープの手法を用いながら、日常の風景に潜む不確かさや、存在と不在のあわいを静かに描き出した。主な個展に「ナイン・ホール 佐藤雅晴展」(川崎市市民ミュージアム、2013年)、「ハラドキュメンツ10 佐藤雅晴―東京尾行」(原美術館、2016年)、「佐藤雅晴 尾行-存在の不在/不在の存在」(大分県立美術館、水戸芸術館、2021年)など。主なグループ展に「六本木クロッシング2019展:つないでみる」(森美術館)、「横浜トリエンナーレ2020 Afterglow」(横浜美術館)、「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」(東京国立近代美術館、大阪中之島美術館、2024年)など。第12回岡本太郎現代芸術賞特別賞、第15回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出。作品は原美術館、森美術館、大阪中之島美術館、大分県立美術館、東京都現代美術館などに収蔵されている。2019年逝去。




ファッションとアートが交差する「art cruise gallery」という特別な舞台

会場となるのは、ベイクルーズが手掛ける「art cruise gallery by Baycrew’s」。
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーという都市の最先端に位置しながら、ファッションの感性とアートの普遍性が交差する、極めて現代的なギャラリーです。
本展のセノグラフィー(空間構成)を手掛けるのは、総合ディレクターのおおうちおさむ氏。
展示ごとにその姿を変える実験的な空間の中で、佐藤雅晴氏の静謐な作品がどのように配置され、響き合うのか。
作品単体だけでなく、空間全体が「一つの詩」のような美しさを持って迫ってくるはずです。
【art cruise gallery by Baycrew's】
所在地:東京都港区虎ノ門2-6-3
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 3F SELECT by BAYCREW’S内
公式サイト
Instagram
