敵から目をそらす活躍も

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塹壕の猫が兵士の命を救ったこともあります。
ベルギー軍第3砲兵連隊のLekeux中尉は、ある日母猫を亡くした赤ちゃん猫たちを見つけて懸命に看病しましたが、残念ながら生き残ったのは1匹だけでした。彼はその猫をPitouchiと名付けて可愛がりました。Pitouchiは中尉の行くところならどこへでもついて行き、塹壕が濡れているとその肩に飛び乗ったりして、彼にとても懐いていました。
ある夜、中尉がドイツ軍の陣地をこっそり偵察して地図に書き込んでいる最中に物音を立ててしまい、敵兵に見つかりそうになりました。
ドイツ兵たちは彼が潜んでいる砲弾の着弾跡を包囲してしまい、中尉は身動きが取れなくなってしまったのです。逃げれば射殺され、このまま見つかれば銃剣で刺されるのは確実でした。
すると突然、Pitouchiが中尉の肩から飛び出していきました。ドイツ兵は気づいて発砲しましたが、猫はうまく避けて逃げたのです。
彼らは「物音は猫の仕業だったのだ」と考え、捜索を諦めて去っていきました。こうしてLekeux中尉は、やがて戻ってきたPitouchiとともに、完成した地図を抱いて無事に脱出することができたのです。
出典:
・Why cats were the perfect companions in the trenches of WWI
・Cats of World War 1

