今回は、そんな状況に直面したある女性のエピソードをご紹介します。
帰宅ラッシュの電車で大声おじさんに遭遇
ある日の夕方、飯田麻美さん(仮名・33歳)は、帰宅ラッシュの電車で吊り革を握り揺られていました。
仕事終わりの車内はどこか重い空気で満ちており、誰もが静かに時間が過ぎるのを待っているような雰囲気でした。「その日はかなり疲れきっていて『あと少しで家。そしたら推しの動画を観ながらご飯……』となんとか自分を励ましながら、窓からの景色をぼんやり眺めていたんです」
すると突然「だから今すぐやれって言ってんだろ!」という怒鳴り声が響き渡り、静寂は一瞬で破られました。空気がビリビリと震えたような気がしました。
相手を見下すような口調にもゲンナリ
声の主はスーツ姿の男性。スマホを耳に押し当て、身体をわずかに前のめりにしながら、まるで相手を見下したような口調でまくし立てていました。
「その大声男性は『何回言わせんだよ、使えねぇなホント』と威圧感全開で通話相手を詰めていて。その怒鳴り声と相手をねじ伏せて悦に入っている感じの話しっぷりに、私は余計に疲れてしまいクラクラしました」言葉の端々には、相手を人として扱っていないような冷たさが感じられ、周囲の乗客たちは明らかに不快そうな表情を浮かべながらも、視線を逸らし、関わらないように距離を取るばかりでした。

