脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「バリウム検査の副作用」はご存じですか?対処法や重篤な合併症を医師が解説!

「バリウム検査の副作用」はご存じですか?対処法や重篤な合併症を医師が解説!

バリウム検査後に注意したい体調不良・予期せぬ症状

頻度は高くありませんが、検査後には注意すべき症状もあります。放置せず、異変を感じたら早めに対応することが重要です。

腸内での炎症や便秘による発熱や腰痛

バリウムが長時間腸内に残ると、腸管に負担がかかり炎症を起こすことがあります。その結果、腹痛だけでなく発熱や腰痛のような症状を伴う場合があります。便秘が続くことで腹圧が高まり、腰まわりに違和感を覚える方もいます。発熱や強い腹痛、便が数日出ない状態が続く場合は、単なる便秘ではなく腸閉塞などの可能性も考えられるため注意が必要です。

ごく稀に起こる金属アレルギーやショック症状

バリウム自体は金属ではありませんが、添加物などに対するアレルギー反応が起こることがあります。発疹やじんましん、皮膚のかゆみなどが代表的な症状です。こうした過敏症の発生頻度は10万件あたり0.402だったという報告もあります。その多くは経過観察で改善していくことが多いとされています。一方で、バリウム造影剤にはカルボキシルメチルセロースという添加物が含まれています。この添加物は、呼吸困難や血圧低下を伴うアナフィラキシーの原因となることが知られています。過去に造影剤や薬剤でアレルギー症状を起こしたことがある方は、事前に医療スタッフへ伝えておきましょう。

バリウム検査の副作用で気をつけたい病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、バリウム検査後に注意すべき重篤な合併症を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

腸閉塞

腸閉塞は、腸の中で便や内容物が詰まり、流れが止まってしまう状態です。バリウムが腸内で硬く固まることで起こる場合があります。強い腹痛、腹部膨満、吐き気、嘔吐などが代表的な症状です。排便やガスが出なくなることもあります。軽症では点滴や下剤などで改善する場合がありますが、症状が強い場合には入院治療が必要です。強い腹痛や嘔吐が続く場合は早めに受診しましょう。受診先は消化器内科や救急外来が目安です。

消化管穿孔(腹膜炎)

消化管穿孔は、胃や腸に穴が開き、内容物が腹腔内へ漏れ出る状態です。バリウム検査後にはごく稀ですが、腸管に負担がかかることで発症することがあります。突然の激しい腹痛、発熱、冷や汗、吐き気などがみられます。バリウム腹膜炎は最も重い合併症の一つですが、頻度はとても低く、101万3千例中3例という報告もあります。バリウムが腹腔内に漏れると強い炎症を起こし、腹水や脱水を引き起こすことがあります。緊急手術が必要になることもあるため、激しい腹痛がある場合はすぐに救急受診が必要です。受診先は救急科や消化器外科が適しています。

誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液などが誤って気管に入り、肺に炎症が起こる病気です。高齢の方や飲み込み機能が低下している方では、バリウム検査中に誤嚥を起こすことがあります。誤嚥した直後にはむせ込みや咳がみられ、その後に発熱や痰、呼吸苦が出現する場合があります。一方で、少量のバリウム誤嚥では経過観察のみで済むこともあります。咳や発熱が続く場合は、呼吸器内科や内科を受診しましょう。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。