尊重し合える距離感を目指して
思わず笑いそうになるのを堪え、私は平静を装ってバッグを手に取りました。
玄関を出る直前、夫が小さな声で「……まぁ、楽しんできてよ」と呟いたのが聞こえました。
娘の一言で、彼も何かを感じ取ったのでしょう。
その日のライブは、これまでで一番輝いて見えました。
誰に何を言われても、自分の「好き」を貫くことは恥ずかしいことじゃない。
あの日以来、以前より堂々とライブを楽しめるようになった気がします。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

