保険診療と自費診療によるニキビ治療
編集部
皮膚科では、どのようなニキビ治療を行うのでしょうか?
文先生
ニキビの種類や重症度に応じて治療を組み合わせます。保険診療では、毛穴の詰まりを改善する外用薬、炎症を抑える抗菌薬(抗生物質)の外用薬や内服薬、漢方薬などを使用することがあります。炎症を繰り返させないため、継続的な治療が重要です。クリニックによっては自費にはなりますが、保険適用外の治療を行うこともできます。
編集部
ニキビの自費診療には、どのようなものがありますか?
文先生
例えば、ケミカルピーリングやIPL光治療などがあります。ケミカルピーリングは、酸性の薬剤で古い角層を除去し、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を整える治療です。毛穴詰まりや皮脂トラブルの改善、ニキビ予防などが期待できます。IPLは赤みの改善を目的に行うことが多く、ニキビ後の赤みに対して選択されることがあります。
編集部
IPLは、レーザー治療とは違うのでしょうか?
文先生
レーザーは単一波長で特定のターゲットに作用する治療です。一方、IPLは複数の波長を含む光を照射するため、シミや赤みなど複数の悩みに同時にアプローチできます。また、IPLは比較的ダウンタイム(治療後の回復期間)が少なく、全顔照射しやすい特徴があります。医師と相談の上、最初は毎月、その後は2〜3カ月ごとに継続することで効果の維持を図ります。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
文先生
ニキビは、見た目の変化や繰り返す炎症によって、日常生活や気持ちに大きな影響を与えることがあります。
治療法は保険診療と自費診療で異なります。保険診療による標準治療はもちろん、ケミカルピーリングやIPLなどの美容皮膚科治療も組み合わせて、一人ひとりの悩みに寄り添った提案をしている医療機関も増えています。
「なかなか治らない」「ニキビ跡が気になる」「自分に合った治療を知りたい」という人は、一度医療機関に相談してみてください。早期から適切な治療を行えば、ニキビ跡のリスクを抑え、より健やかな肌を目指しやすくなります。
編集部まとめ
ニキビは、白・黒・赤・黄と進行段階によって状態が異なり、それぞれ対処法も変わります。特に、炎症が強いニキビはニキビ跡につながる可能性もあるため注意が必要です。保険診療だけでなく、ケミカルピーリングやIPLなどの選択肢が適する場合もあるため、症状に応じて皮膚科で相談してみてはいかがでしょうか?

