
梅雨の時期の食中毒を防ぐには?(画像はイメージ)
【画像】ついやりがち! これが「食中毒」を招く3つの“NG行為”です!
梅雨は湿度が高く、食中毒を引き起こしやすい時期です。普段からどのような対策が必要なのでしょうか。手作り弁当を持ち運ぶ際のNG行為や、冷蔵庫でも増殖する菌などについて、管理栄養士の松田加奈さんに聞きました。
弁当を作ったときにやりがちなNG行為とは?
Q.「弁当の冷まし方」で意外とやってしまいがちなNG行動はありますか。
松田さん「急いでいる時には弁当のふたをすぐ閉めてしまいがちですが、菌が増えてしまうので望ましくありません。冷やそうとしてすぐに冷蔵庫に入れるのも、水滴がついて食中毒を招くリスクがあるため、常温で置いて湯気が出なくなってから閉めてください。また、保冷剤を弁当袋に入れる場合は弁当の上に入れるのがおすすめです。冷気は上から下に動くので、上に保冷剤を入れた方が全体を効率よく冷やせます。
レタスなどの生野菜を仕切りに使うのも避けた方がよいです。生野菜には菌が付いていることが多く、そこに温かいおかずが触れると菌が増殖してしまいます。冬であれば野菜を仕切りにしても良いと思いますが、梅雨や夏はバランを使うのが安全です」
冷蔵庫の中でも増殖する菌とは?
Q.冷蔵庫に入れていれば安心なのでしょうか。実は冷蔵庫の中でも増殖する菌と、その対策について教えてください。
松田さん「最も気を付けていただきたいのがリステリア菌で、5度以下の冷蔵庫の中でも増殖します。塩分に強い菌なので、生ハムやスモークサーモン、チーズなどの加熱せずに食べるものに付いていることが多いです。健康な人であれば重い症状は出ませんが、疲れていて免疫が落ちていたり、風邪をひいていたりする場合は注意してください。
さらに、エルシニア菌という豚肉に付いている菌にも注意が必要です。冷蔵庫の中でも増殖するため、赤いところが残らないようにしっかりと火を通していただければと思います。
カレーやチャーハン、パスタなどの余りがちな料理で増殖することが多いセレウス菌は、冷蔵庫で増殖したり加熱しても残っていたりするかなり強い菌です。そのため、そもそも食べきれる量だけ作って余らせないことが重要だと思います。
他にも、火を通さないで食べる刺し身などにも注意が必要です。常温で放置するのが危険なので、買い物をしてから帰るまでに時間がかかる場合は刺し身などを買わないのも一つの方法だと思います。食中毒は重症化して入院する方もいるので、梅雨や夏場は特に気を付けていただきたいです」
