新幹線の扉付近に折り畳みイスを持参して着席している乗客の写真が21日、Threadsに投稿され、物議を醸している。投稿者によると、乗務員が状況を確認したところ「新横浜までこちら側の扉が開かないから」として動かないという対応だったとされ、「常連らしい」というコメントも添えられた。「こんなんが許されるのおかしくないか!!」という問いに対し、批判・容認双方の意見が噴出した。
投稿を見たユーザーからは、まず批判と疑問の声が上がった。
「JR東海本社への通報案件では?こんなことを許してはならないし、乗務員がきちんと対応するよう社員教育を徹底すべきかと思います」
「椅子持ち込んでるのか・・すげーな 乗務員も放置って、どうしたJR?」
「通報案件と思います こんな事1人が許されたら続きますからね 通報した方がJRも助かると思います」
ただ、乗務員に対応方法がなくて困っているという状況なのではないかという確認については、投稿者自身が「その通りです」と答えている。
「実害ない」「誰の邪魔にもなっていない」
対して、この行為を必ずしも悪とはみなさない意見も少なくない。
「新横まではデッドスペースなんでしょ? 誰の邪魔にもなってないんでしょ? 何が悪いの?」
「混んでるとか通路を塞いでる訳でもないなら、そんなガミガミ言うほどの事ではないんじゃないかな。狭い所好きなんでしょうね。自分はやらないけど」
「喧嘩売るとかじゃなくなんで悪いのか教えてほしいです。通れるスペース確保できてて迷惑かかってないし、折り畳み椅子だからいざという時は対応できるんですよね? いいんじゃないかと思っちゃいました」
また、実際に同様の場面を目撃したという報告もあった。
「この人じゃないけど、名古屋から新横浜まで折りたたみ椅子で座ってる人いた。新幹線乗る時の裏ワザって感じでやってる人多いと思います。トイレに行く時、娘がでっっっかい声で 『ママーーー!!この人なんでここに座ってるの!?なんかかわいそう!!』って言っててヒヤヒヤしつつ、スッキリしました笑」
「ルール違反ではなく、『不文律』への反応」
一方で、個人的な感情を社会的な“正義”にすり替えてバッシングしているとして、投稿者の姿勢への厳しい声も見られた。
「養老孟司先生がかつて、喫煙所でタバコを吸っている人にまで文句を言う人々を批判した。『要するに、ただ気に入らないだけなのだ』と。これと同じ構図である(中略)管理者であるJRは容認しているので、結局のところルール違反を咎めているのではない。自分たちの『常識』や『不文律』から外れた人間が、ただただ不愉快で許せないのだ。実害の有無ではなく、自らの感情の不快さを『正義』にすり替える。そんな現代人の心の狭さが、そこには透けて見えている」
さらには、別の「なんで悪いのか教えてほしい」との声に、投稿者本人が「これが何人までオッケーですか? 団体の外国人観光客がやってたらどんなイメージになります?」と逆質問する様子も見られた。
そもそも論として、この投稿についての撮影・公開行為そのものへの疑問も出た。
「盗撮は許されることでしょうか!? 盗撮されて、勝手にネットにあげられる、こんなんが許されるのおかしくないか!!」
このような指摘は今回に限らない。5月19日に話題になった「新幹線で素足を背面テーブルに押し付けて座る男性」の写真についても、「最近こういう細かいマナー講師みたいなの増えたなー 盗撮の方がよっぽど行儀悪いやろ」「正直盗撮してネットに載せる方が行儀悪いだろ?」という声が上がっていた。マナー違反の「晒し」と撮影・公開行為の是非が絡み合う構図は、今回も繰り返されている。

