「レモン」を毎日摂取すると体に”どんな効果”がある?注意点も管理栄養士が解説!

「レモン」を毎日摂取すると体に”どんな効果”がある?注意点も管理栄養士が解説!

レモンを摂取するときの注意点

レモンを摂取するときの注意点

農薬や防カビ剤に注意

輸入レモンには輸送や貯蔵中の鮮度を保つために、ポストハーベスト農薬(防カビ剤)などが使われることがあります。代表的なものにはイマザリルやOPP(オルトフェニルフェノール)などがあり、安全性を心配する声もありますが、日本では食品添加物として厳しい基準が設けられています。基準値を超えるものは流通しないとされ、通常の摂取で健康への影響は極めて低いとされています。ただし、防カビ剤は主に果皮に残留するため、レモンピールやゼスト(皮のすりおろし)、はちみつレモンなど、皮ごと使う場合には注意が必要です。輸入レモンには防カビ剤の表示義務があるため、購入時には表示を確認すると安心です。
国産レモンだから完全に安心というわけではなく、栽培時に農薬が使われることもあるため、使用前にはしっかり洗うことが大切です。必要に応じてブラシや塩、重曹などで表面をこすり洗いすると、汚れやワックスを落としやすくなります。

レモンに含まれる成分に注意

レモンの果皮には、香りや苦みのもとになるさまざまな植物由来成分が含まれています。果汁や果肉を一般的な食品として摂取する範囲で大きな問題になることは少ないものの、皮ごと大量に摂取する場合は体質によって刺激を感じることがあります。また、柑橘類アレルギーにも注意が必要です。レモンを食べた後に、口の中のかゆみ、唇の違和感、喉のイガイガ感などが現れる場合があります。アレルギー体質の方や花粉症のある方では、口腔アレルギー症候群(OAS)を起こすこともあります。症状が気になる場合や強い反応がみられる場合は、摂取を控えて医療機関に相談しましょう。

レモンの食べ過ぎに注意

レモンを食べ過ぎると体に負担をかけることがあります。レモンは強い酸性を示し、胃酸の分泌を促すため、胃炎や胃酸過多、逆流性食道炎の方には刺激となることがあります。特に空腹時は胃の粘膜が弱くなっているため、レモン水などを大量に飲むと負担が大きくなる場合があります。胃が弱い方は食後に薄めたり少量から試すなど体調に合わせた摂り方が大切です。

レモンの保存方法や期間

レモンの保存方法や期間

レモンを長持ちさせるためには保存方法だけでなく、購入時の選び方も重要です。表面がなめらかで皮にハリツヤがあり、ずっしりと重く、ヘタ部分が乾燥していないものほど鮮度がよい傾向にあります。比較的日持ちしますが、保存環境によっては水分が抜けてしなびたり、湿気によってカビが生えたりすることがあります。鮮度を保つためには、乾燥と高温多湿を避けるなど工夫することで香りや酸味を長く楽しむことができます。

常温・冷蔵・冷凍保存

気温が低い時期であればレモンは常温保存も可能です。直射日光を避け、風通しのよい冷暗所で保存しましょう。保存期間の目安は約1週間程度です。ただし、夏場や暖房の効いた室内では傷みやすいため、基本的には冷蔵保存がおすすめです。
レモンを長持ちさせたい場合は冷蔵保存が向いています。まるごとの場合は乾燥を防ぐため1個ずつラップやキッチンペーパーで包み、保存袋に入れて野菜室で保存すると鮮度を保ちやすく、約2〜3週間程度が目安となります。カットしたレモンは切り口から乾燥しやすいため、ラップでしっかり包み、2〜3日以内を目安に使い切るようにしましょう。
長期間保存したい場合は冷凍保存が便利です。輪切りやくし切りにして保存袋に入れるほか、果汁を製氷皿に入れて凍らせる方法もあります。皮ごと冷凍して凍ったまますりおろして使うこともできます。保存期間の目安は約1ヶ月です。ただし、解凍すると食感が変わりやすいため、そのまま食べるより、料理や飲み物に活用するのもおすすめです。

加工食品・保存食で保存

レモンは加工することで、さらに保存しやすくなります。はちみつレモン・塩レモン・レモンシロップなどは家庭でも作りやすい保存食です。加工途中や保存中にカビや異臭が出た場合、白い膜や発酵臭、ぬめりがある場合は廃棄しましょう。

「レモンの効果」についてよくある質問

「レモンの効果」についてよくある質問

ここまでレモンについて紹介しました。ここでは「レモンの効果」についてよくある質問に、メディカルドック監修管理栄養士がお答えします。

レモンを毎日食べるとどんな健康効果がありますか?

大隅 加奈子(管理栄養士)

ビタミンCやクエン酸などが含まれ、体の調子を整えるサポートが期待できますが、摂り過ぎによる胃や歯への刺激には注意が必要です。
レモンにはビタミンCやクエン酸などさまざまな栄養成分が含まれています。毎日少しずつ取り入れることで体の調子を整えるサポートが期待できます。ただし、レモンだけで健康になれるわけではなく、あくまで毎日の健康習慣を支える食品のひとつです。摂り過ぎによるからだへの負担も起こることがあるため注意が必要です。酸が強いため、胃や歯への刺激には注意しながら料理や飲み物に少し加えるなど、無理のない範囲で続けることが大切です。

レモン水を毎日摂取しても大丈夫でしょうか?

大隅 加奈子(管理栄養士)

適量であれば毎日摂取しても問題ありませんが、大量摂取は逆効果になる場合もあるため、体調に合わせて取り入れることが大切です。
レモン水は、適量であれば毎日摂取しても問題ありませんが、健康に良いからと大量に飲むのは逆効果につながる場合もあるため注意が必要です。胃や歯への刺激を受けやすい方、敏感な方は、空腹時を避けたり、濃度の調整、ストローの使用、飲んだ後に口を漱ぐなどで負担を軽減することができます。また、近年は美容目的で「朝のレモン水」を習慣にする方も増えているようですが、適度に薄めたり、体調に合わせて取り入れることが大切です。

編集部まとめ

「レモン〇個分のビタミンC」という表現でも知られるように、レモンは柑橘類の中でもビタミンCを豊富に含む果物です。爽やかな香りと酸味が特徴で、果皮・果肉・果汁それぞれに異なる栄養成分や機能性成分が含まれ、さまざまな健康効果が期待されています。また、レモンは料理や飲み物、お菓子の風味づけとして親しまれているだけでなく、香料や化粧品原料、クエン酸を活かした洗浄剤など、幅広い用途で活用されています。レモンの爽やかな香りや酸味を上手に活用しながら、毎日の食事や水分補給に無理なく取り入れてみてはいかがでしょうか。ただし、レモンや特定の食品だけに偏るのではなく、野菜や果物などさまざまな食品と組み合わせながら、バランスのよい食生活を心がけることが大切です。

「レモン」と関連する病気

「レモン」と関連する病気は9個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

内科の病気

壊血病

消化器の病気

逆流性食道炎

循環器の病気

高血圧症

生活習慣病

動脈硬化症

整形外科の病気

骨粗鬆症

泌尿器の病気

尿路結石症

歯科の病気

酸蝕症

耳鼻咽喉科の病気

口腔アレルギー症候群

「レモン」と関連する症状

「レモン」と関連している、似ている症状は6個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

疲労感

むくみ

胸やけ

胃痛

下痢

かゆみ

参考文献

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書|厚生労働省

日本食品標準成分表(八訂)|文部科学省

食品成分データベース|文部科学省

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。