腹膜癌のステージの種類とは

腹膜癌のステージは、癌の進行度や広がりを示す指標で、以下のように分類されます。
腹膜癌のステージは、手術や画像検査などによって判定されます。
ステージによって治療法や予後が変わってきます。
0期
癌細胞が上皮内に留まっており、リンパ節や他の臓器への転移はありません。
症状はほとんど現れず、検査などで偶然発見されることがあります。
1期
癌細胞が筋肉層まで浸潤していますが、リンパ節や他の臓器への転移はありません。
症状としては、軽度の腹痛や膨満感が現れることがあります。
2期
癌細胞が筋肉層を超えて浸潤していますが、リンパ節への転移はありません。
または、筋肉層で留まっていますが、リンパ節への転移があります。
3期
癌細胞が筋肉層を超えて浸潤し、リンパ節への転移もあります。
この段階では、癌の広がりが一段と進行し、症状も重くなってきます。
腹部の圧迫感や痛み、体重の減少などが見られます。
4期
原発巣から他の臓器へ癌細胞が転移しています。
腹水や腹壁などにも癌細胞が広がっており、このように癌のできた臓器から癌細胞がこぼれ落ちて、お腹の中に種を蒔くように散らばって広がることを「腹膜播種」といいます。
この段階では、緩和ケアや症状を和らげる治療が中心となります。
腹膜癌のステージについてよくある質問
ここまでを腹膜癌のステージについて紹介しました。ここでは「腹膜癌のステージ」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
腹腔癌のステージごとの治療方法を教えてください
上 昌広 医師
腹腔癌のステージごとの治療方法は以下の通りです。0期や1期は内視鏡治療や手術で根治的治療を目指します。手術では、子宮の全摘術や両側卵巣と卵管の切除、骨盤や傍大動脈リンパ節の生検または郭清、大網切除、腹腔内の腫瘍切除などを行います。2期や3期は手術と化学療法(抗癌剤治療)を組み合わせて行います。4期は根治的治療は困難であり、緩和ケアや在宅ケアなどで痛みや苦しみを和らげることが中心になります。また、手術前に抗がん剤治療を行って手術可能な状態に持っていくこともあります。
腹膜癌の診断方法を教えてください
上 昌広 医師
腹膜癌の診断方法には、画像検査(CTやMRI、PET-CTなど)、血液検査(CA125という癌マーカーの測定)、腹腔鏡検査(お腹の中を直接観察)、経皮的生検(針で組織を採取し病理検査)などがあります。これらの検査によって、腹膜癌の確定診断やステージが決まります。ステージによって治療法や予後が異なります。

