転倒防止のための介護グッズ

転倒防止に役立つ介護グッズがあれば教えてください。
転倒防止に役立つ介護グッズはいくつかあります。まず、かかと付きの転倒予防シューズは、かかとのないスリッパとは異なり脱げにくい点が特徴です。底面は滑りにくい素材と滑り止めがついており、さらに履きやすく脱ぎやすい点もメリットといえます。つま先が覆われていないスリッパタイプや靴タイプのものがあるため、被介護者に合ったものを見つけるとよいでしょう。次に、万一転倒してしまった際の衝撃を和らげるマットです。転倒時の衝撃を吸収し、滑りにくさや歩行時の安定性を考慮した床材が各メーカーより販売されています。周囲の環境を整えるだけでなく、被介護者自身が転ばないよう体力作りに努めることも重要です。筋力低下を防ぐのをサポートするために、足踏み運動を簡単に行うことができる器具があります。座位で足踏み運動ができ、下肢筋力の維持に役立つ介護グッズです。
転倒予防のための介護用品に活用できる保険や補助金はありますか?
要介護もしくは要支援の認定を受けている被介護者のいる住宅では、福祉用具の導入に対して補助金が支給される可能性があります。在宅で介護を受ける高齢の方の自立を支援するために、手すりの取付けや段差の解消、そのほかの住宅改修などが保険給付の対象となる場合があります。生涯を通じて受給できる金額は200,000円が上限ですが、限度の範囲内であれば複数回申請することも可能です。申請を受けるためには、ケアマネジャーなどに相談したうえで、施工業者に見積もりを依頼するのが一般的です。着工前に各市町村へ申請書類を提出する必要があるため注意しましょう。申請の書類に記載する住宅改修が必要な理由書は、介護支援専門員や地域包括支援センターの職員などの適切な資格を有する者に作成してもらう必要があります。
転倒防止に役立つ介護用品はレンタルできますか?
介護保険サービスとして、福祉用具のレンタルが可能です。サービスが利用できる対象者は、要介護1以上の認定を受けた65歳以上の方、もしくは16種類の特定疾病により要介護認定を受けた40歳以上65歳未満の方が含まれます。複数の介護用品のうち、手すりとスロープ、歩行器や歩行補助杖は要介護1の方でもレンタルが可能です。ただし、車いすや特殊寝台などのほかの品目は、要介護1の方は原則給付の対象外となります。
編集部まとめ

高齢の方の転倒は、骨折や頭部外傷につながりやすく、寝たきりや要介護状態の原因になるため注意が必要です。
転倒予防には、上記で紹介したとおり、環境を整えるだけでなく定期的な運動で下肢筋力の維持に努めることが大切です。転倒予防シューズや衝撃吸収マットなどの介護グッズの活用も有効な防止策といえます。
介護保険による住宅改修補助や福祉用品のレンタル制度などを利用して、ぜひ高齢の方が安全に生活できる環境の整備を行いましょう。
高齢の方が自立して生活することで、健康寿命の延伸にもつながります。
参考文献
たった一度の転倒で寝たきりになることも。転倒事故の起こりやすい箇所は?
高齢者の転倒予防の現状と課題
転倒の疫学と予防のエビデンス
環境要因と転倒
患者の転倒リスクと予防対策の組み合わせ方とその効果に関する文献検討
介護キャリアアップ応援プログラム
高齢者介護施設における雇入れ時の安全衛生教育マニュアル
理学療法ハンドブックシリーズ18転倒予防
推奨品一覧|日本転倒予防学会
介護保険における住宅改修
福祉用具・住宅改修|厚生労働省

