女優の見上愛が一ノ瀬りん、上坂樹里が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「風、薫る」の第63回が24日に放送される。
朝ドラ「風、薫る」第63回(6月24日放送予定)見所
直美は、病院にお見舞いに訪れた軍人の小川吾郎(甲斐翔真)と差し入れを巡って口論になる。一方、看病婦の三浦ツヤ(東野絢香)は、看護科の授業についていくのが難しく、りんはそんな彼女を必死に支えようとする。
朝ドラ「風、薫る」第13週「白日の夢」(第61~65回)ストーリー展開【ネタバレ】
梅岡看護婦養成所を卒業したりん、直美、玉田多江(生田絵梨花)、工藤トメ(原嶋凛)の4人は、帝都医大病院の看護婦となった。その初日、院長の多田重太郎(筒井道隆)から「看護婦取締」として働くよう命じられ、看病婦や看護科の生徒を指導・管理し、講義や後進育成も担うことになる。看護婦になったばかりの4人は戸惑いながらも、早速、生徒たちの前に立った。教場では土居ヒデ(池田朱那)が、西洋最先端の看護を学べると聞いて英語を勉強してきたと話し、どのような授業が行われるのか質問。りんが答えに窮するなか、直美は流暢な英語で「私たちはナイチンゲール式の看護を学んだ看護婦です。講義は日本語ですが、教本が英語の場合は英語が必要になります」と返し、生徒たちを納得させた。
その後、4人は看病婦たちに看護婦取締になったことを報告。戸惑いや反発を受けるが、りんたちは規則の必要性を説明し、新たな立場での仕事を始めた。その晩、一ノ瀬家では、りんが看護婦と教師を兼ねる不安を語りながらも、看護婦を志す後輩たちに仕事の素晴らしさを伝えたいと意欲を示す。娘の環(英梨)も「看護婦さん、増えるといいね」と応援した。
そんななか、ツヤがりんに「私に看護婦の勉強をさせてください」と願い出る。看病婦として働くうちに看護への思いが芽生えたと打ち明け、自分も看護婦になりたいと決意を明かした。りんはその思いを受け止め、前向きに応じた。
りんはツヤに講義を受けさせてあげたいと同期に相談。トメは試験を受けずに入るわけにはいかないのではないかと懸念するが、多江は、実技はすでにできているため、交渉の余地はあると考え、ツヤと実習が一緒で事情を聞いていたことから、看護婦になりたいなら応援したいと賛同する。
りんたちは多田に直談判。多田は経験と技術のある看病婦に道を作るべきだという話に理解を示し、りんはツヤの受講を認めてほしいと願い出る。トメも実習で看病婦の経験に教わることが多かったとフォロー。多江が知識さえ身につけばと続けると、多田は知識の差は決して小さくないとしつつも、特別に受講を認めた。
りんはツヤに、特別に29歳までなら大丈夫になったこと、仕事が終わった後や空き時間を使って講義を受けること、受講料は半額になることを伝える。ツヤは家中から集めれば用意できる金額だと喜び、りんは自分も力になると応援した。帝都医大病院の教場で、りんが換気についての講義を行っているところへ、遅れてツヤが入ってくる。りんはツヤについて、これから一緒に講義に参加することになったと生徒たちに紹介した。ツヤは、邪魔にならないよう精進すると頭を下げた。
夜、一ノ瀬家では、りんと直美が看護科の生徒たちについて語り合う。生きるために看護婦を目指した自分たちとは違い、生徒たちは看護婦になることを「夢」だと口にした。優秀な生徒たちを自分たちが教えられるのかと不安を抱く2人だったが、恩師であるバーンズ(エマ・ハワード)の夢を実現するためにも頑張らなければならないと気持ちを新たにする。
そんななか、りん、直美、多江、トメは初めての給金を受け取る。封筒に入っていたのは10円。期待していたより少ない額に驚き、直美は「30円って言ってたよね…」と不満を漏らすが、トメは日本の女性が10円も稼げる仕事は珍しいと前向きに受け止める。多江は出世して、看護婦の待遇を改善させると意気込んだ。
その晩、一ノ瀬家では初給料を祝う食卓が用意される。りんは給金袋を美津に渡し、額の少なさを詫びるが、美津は「胸を張りなさい。この戦、緒戦は当方優勢なり! 最後に勝ち戦にすればよいのです」と励ました。
その頃、「シマケン」こと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉)は部屋にこもり、ついに小説を書き上げた。後日、それを見せようと団子屋へ向かうが、りんは来なかった。シマケンと入れ替わるタイミングでやってきたりんは、占い師の真風(研ナオコ)から「順風満帆の時こそ気をつけるんだよ」と声をかけられる。意味が分からないりんに、真風は「間違いが正しくて、正しいが間違いのことがある」と意味深な言葉を残して姿を消した。首をかしげるりんが団子屋に腰を下ろす一方、店の近くを歩いていた直美は地蔵に花を供える軍服姿の小川五郎(甲斐翔真)を見かけた。

