●女性特有の悩みも…トイレ自由にいけず「地獄だった」
服役中は女性ならではの問題にも直面したという。
「生理用品は、官(施設)から支給されるものがありましたが、刑務所の外では見たことがないもので、ナプキン裏のテープが細長い3本だけで必ず漏れます。
大きなポリバケツにナプキンがすべて回収され、それを内掃工場(刑務所内の掃除を担当する作業場)の受刑者がグローブとマスクをして回収するので、絵面はなかなかグロかったです。衛生面は決して良くありません。
痛み止めは週1回と決まっていて、生理痛が多い私にとっては非常にキツかったです。トイレにも自由に行けず、お腹が緩い自分には本当に地獄でした」
●男子刑務所との大きな違い
受刑者に関する男女の大きな違いは、その人数だ。
犯罪白書によると、2024年に新たに受刑者になった人は約1万5000人。そのうち女性は約1500人にとどまる。
刑務所は全国各地にあるが、その大半は男性向けで、女子だけを収容する刑務所は限られている。
そのため男性の場合は、犯罪の傾向や刑期の長さに応じて収容先が細かく分けられるが、女性の場合は初犯も累犯も、短期刑も長期刑も同じ施設に服役するケースが少なくない。
こうした事情が女子刑務所特有の人間関係の難しさにつながり、「女子刑務所はきつい」という声もある。

