変化する水泳授業の環境、それでも「好き」は62%

水泳授業が好きか
水着への不満と理想の声
水泳は文部科学省の学習指導要領において、小学校・中学校で学習内容として位置づけられており、日本の学校教育における特徴的な学習内容のひとつとされています。
一方で、スポーツ庁「令和3年度体育・スポーツ施設現況調査」では、学校における屋外プールの設置状況は小学校で約87%、中学校で約65%に相当し、前回調査(平成30年度)からそれぞれ約7ポイント、約8ポイント低下しています。
施設の老朽化や教員の負担増、猛暑による熱中症リスクなどを背景に、授業の実施環境は変化しています。
(出典:スポーツ庁「令和3年度体育・スポーツ施設現況調査」
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00402101&tstat=000001088795&cycle=0&tclass1=000001204461)
スクール水着もまた、かつての指定・一律から、ラッシュガードの普及や多様な水着タイプの広がりにより、子どもたちが自分に合ったものを選べる時代へと変化しつつあります。
今回の調査では、水泳授業が「好き(とても好き+どちらかと言えば好き)」と答えた子どもは62.2%、「嫌い(あまり好きではない+嫌い)」は35.0%でした。
「嫌い」と答えた割合は、同社の前回調査(37.8%)から大きな変化はなく、水泳授業への苦手意識は一定数残っていることがうかがえます。

水着への不満を全員に聞いたところ「着替えが面倒」(35.5%)が最多で、「体型が目立つ」(25.2%)、「締め付け感が嫌」(16.6%)と続きました。こうした不満は男女を問わず広く存在しています。
一方、理想の水着として「着替えがしやすい」(53.8%)が最多となり、「体型が目立ちにくい」(33.3%)、「露出が控えめ」(31.7%)が続きました。
不満の上位と理想の上位がほぼ対応しており、子どもたちが求める水着の多様性は特定の層に限らず幅広く広がっています。
学校で選択できる場合、67.5%が着用意向

男子でも約6割が支持
水着への多様なニーズが広がる中、「上下セパレーツ型で男女どちらでも着られる水着が学校で選べるとしたら」という問いに、全体の67.5%が「着たい(ぜひ着たい+どちらかと言えば着たい)」と回答しました。
学年・性別別に見ると、女子は全学年で68〜74%が「着たい」と回答。一方、男子でも全学年で約60〜65%が「着たい」と回答しており、女子に限らず男子にも幅広いニーズがあることが明らかになりました。
学年による大きな差も見られず、小学5年生から中学2年生まで幅広い層で支持されています。
