「膠原病の治療法」はご存知ですか?治療薬についても解説!【医師監修】

「膠原病の治療法」はご存知ですか?治療薬についても解説!【医師監修】

膠原病の治療についてよくある質問

膠原病の治療についてよくある質問

膠原病は完治する病気ですか?

膠原病の多くは、短期間の治療で完全に治る病気というより、症状や炎症を長期的にコントロールしていく病気です。治療によって病気の活動性が落ち着き、症状がほとんどない状態を維持できることはあります。

このように病気の勢いが十分に抑えられている状態を寛解といいます。寛解を維持できれば、日常生活や仕事を続けながら過ごせる方も少なくありません。

ただし、薬を減らしたり中止したりした後に、再び症状が出ることもあります。膠原病では、症状が落ち着いている時期と、炎症が強くなる時期を繰り返すことがあるため、定期的な診察や検査で病気の変化を確認することが大切です。

治療はどのくらいの期間続ける必要がありますか?

膠原病の治療期間は、病気の種類や症状の強さ、臓器障害の有無、再燃のしやすさ、使っている薬の種類によって異なります。数ヶ月で薬を減らせる場合もありますが、年単位で治療を続けることも珍しくありません。

治療開始直後は、炎症をしっかり抑えるために薬の量が多くなることがあります。その後、症状や検査結果が安定してくると、医師の判断で少しずつ薬を減らしていきます。特に副腎皮質ステロイドは、急に中止すると病気の再燃や体調不良につながることがあるため、慎重に減量します。

病気が安定していても、すぐにすべての薬を中止できるとは限りません。少量の薬を続けることで再燃を防ぐ場合や、定期検査を続けながら慎重に薬の調整を行う場合があります。

編集部まとめ

編集部まとめ

膠原病の治療は、病気の活動性をできるだけ低く保ち、臓器障害や再燃を防ぐことが重要です。治療の目標は病気によって異なりますが、症状を安定させ、生活への影響を少なくすることが基本です。
治療薬には、副腎皮質ステロイド、従来から使われている免疫抑制薬、生物学的製剤、JAK阻害薬などがあります。近年は治療の選択肢が増え、病気の状態に合わせてより細かく治療を調整できるようになっています。
そして、膠原病の多くは、短期間で完全に治って終わる病気というより、長期的に病気の活動性をコントロールしていく病気です。症状が落ち着いていても、自己判断で薬を減らしたり中止したりすると、再燃につながることがあります。
治療を続けるなかで不安がある場合は、現在の病気の状態、薬を減らせる見込み、副作用対策、今後の通院間隔について主治医に確認しておくとよいでしょう。膠原病と上手に付き合うためには、定期的な診察と検査を受けながら、自分の病気の特徴を理解して治療を続けることが大切です。

参考文献

『関節リウマチの治療 – 薬物療法』(日本リウマチ財団)

『全身性エリテマトーデス(SLE)(指定難病49)』(難病情報センター)

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。