急性大動脈解離を予防する可能性の高い食べ物
急性大動脈解離を確実に防ぐと証明された食品は現時点では存在しませんが、発症の背景となる生活習慣病を予防する食生活は、結果としてリスク低下に貢献します。ここでは、血管の健康維持に良いとされる代表的な食品を3つ紹介します。
野菜や果物
カリウムには余分なナトリウムを体外に排出して血圧を下げる働きがあり、食物繊維は脂質や糖分の吸収を穏やかにすることで、血糖値やコレステロール値の管理に役立ちます。さらに、緑黄色野菜に含まれる抗酸化物質やビタミンKは、血管の柔軟性や健康維持にも良い影響を与えるとされています。バナナ、ほうれん草、アボカド、海藻、玄米などを積極的に取り入れるとよいでしょう。
発酵食品
納豆や味噌、ヨーグルト、キムチなどに含まれる納豆菌や乳酸菌は腸内環境を改善し、その結果として血圧や血糖値の安定に貢献すると考えられています。日常的に取り入れることで、血管の健康をサポートする可能性があります。
青魚
サバ、イワシ、サンマなどの青魚には、EPAやDHAといったオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。これらは血液の流れを良好に保ち、中性脂肪を減らす働きがあり、動脈硬化の進行を抑える効果が期待されます。
「急性大動脈解離の予防」についてよくある質問
ここまで急性大動脈解離の予防について紹介しました。ここでは「急性大動脈解離の予防」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
急性大動脈解離の前兆となる症状について教えてください。
藤井 弘敦 医師
急性大動脈解離は、突然発症し命に関わることもある非常に危険な病気ですが、一般的に「前兆」と呼べるような分かりやすいサインはありません。多くの場合、何の予告もなく、突如として「引き裂かれるような激しい胸や背中の痛み」や「失神」「手足の麻痺」といった症状が現れます。発症の予測が難しいため、高血圧や動脈硬化などのリスク因子を持つ方は、日ごろから血圧管理や生活習慣の改善を心がけることが予防につながります。このような激しい痛みが現れた際には、すぐに救急車を呼ぶことが命を守る行動になります。

