結婚式の準備で私たちが特にこだわったのは、「ゲストに楽しんでもらうこと」でした。料理は一番良いコースを選び、格式張った披露宴ではなく、ゲスト同士も気軽に会話を楽しめるような1.5次会風のアットホームなパーティーを目指して準備を進めていました。ところが当日、思いもよらない出来事が起きたのです。
受付が始まっても現れない夫の友人
夫には学生時代から仲の良い友人が何人かいます。その中の一人は招待を伝えた際、「その日は有給を取っておくよ」と快く参加を約束してくれていました。
ところが結婚式当日、受付が始まってもその友人の姿が見当たりません。開始時間が近づいても現れず、連絡もつかなかったため、私たちは次第に心配になりました。
「体調を崩してしまったのかな?」
「何かあったんじゃなければいいけど……」
せっかくの結婚式でしたが、その友人のことが少し気になったまま披露宴はスタートしました。用意していた料理も席も引き出物も、そのまま残ることになってしまったのです。
披露宴後に判明した、まさかの真相
真相がわかったのは、結婚式が終わってしばらくしてからでした。夫のもとに、その友人から慌てた様子で連絡が入ったのです。
話を聞いて、私たちは耳を疑いました。
なんと友人は、結婚式の日付を1カ月勘違いしていたのです。
本人はずっと「来月開催される」と思い込んでいたそうで、カレンダーにもその日付で登録し、すでに有給休暇も取っていたのだとか。
「まさかこの日だったなんて……」
友人自身も大きなショックを受けており、何度も謝ってくれました。
驚きましたが、あまりにも予想外の理由だったため、最後は夫婦で顔を見合わせて苦笑いしてしまいました。

