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「坪単価○万円」に振り回された…。施工業者探しは数字だけでは決められない!50代後半の新築施工業者クエスト②

「坪単価○万円」に振り回された…。施工業者探しは数字だけでは決められない!50代後半の新築施工業者クエスト②

日本ライフオーガナイザー協会代表理事の高原真由美です。

先週の記事では、「土地探しから対応します」という言葉を信じて施工業者探しを始めたものの、思っていたようには進まず、何を信じればいいのかわからなくなった、というお話をしました。

今回は、その迷走に拍車をかけたもうひとつの大きな要因についてお話ししたいと思います。

そう、それが「坪単価」、ツ・ボ・タ・ン・カ(お・も・て・な・し風に読んでください。)です!

家づくりを考え始めると必ず目にする言葉、そう、それが坪単価。

1坪は、日本の尺貫法における面積の単位。平米でいうと約3.3平方メートル、一般的に畳2枚分の大きさに相当する、この単位がベースになるわけですが、正直注文住宅でのこの指標は、「え?坪単価ってそんなに参考にならないの?」と、私はかなり驚くことになった次第。

■坪単価を比較すれば答えが出ると思っていた

土地探しと並行して施工業者を探し始めた頃、私がまず参考にしたのは坪単価。まずは多くの方がこの数字で一旦、比較検討されるのではと思います。

一般的には坪単価60万円以下くらいをローコスト住宅と呼ぶそうですが、当時私が検討していた会社の坪単価はこんな感じ。(いずれも税別)

A社 坪単価55万円〜
B社 坪単価56万円〜
C社 坪単価64万円〜
D社 坪単価90万円〜

数字だけを見ると、「A社とB社はかなり安い!」と思いません?

はい、当然私もそう思いました。

ところが実際に話を聞き始めると、そんな単純な話ではないわけです。

まず会社によって情報公開のスタイルが全然違うというところ。

ウェブサイトに坪単価や標準仕様を細かく掲載している会社もあれば、見学会や個別相談で営業担当から説明を受けて初めてわかる会社もあります。

しかも同じ「坪単価○万円〜」という表記でも、含まれている内容がまるで違うという…。

当時の私は、坪単価というのは施工業者を比較するための共通指標だと思っていました。

どの会社も33坪前後(約109㎡)を基準としていて、それより小さくなれば割高、大きくなれば割安になるという考え方はだいたい同じですが、でも実際には比較するための参考程度、目安のひとつ?くらいのものでしょうか。

ちなみに33坪(延床)というのは、日本の注文住宅では3〜4人家族を想定した平均的な広さ。我が家のような大阪市内の3人家族なら、ごくごく標準的なサイズですが、郊外や地方で延床(=フロア全部の面積)33坪だと、まぁまぁなコンパクト感があるとは思います。とはいえ、「コストダウン=坪数を減らす」は現代の家づくりにおける王道(笑)ということは、覚えておきましょう。

■坪単価の中身が会社ごとに違いすぎた

家づくりを検討された方の嫌いな言葉ランキングがあれば、きっとその1位は「オプション」なのではないでしょうか。戸建てだけじゃなく、マンションでもおそらく同様だと思います。

坪単価に含まれないものとして、例えば上下水道の引込工事や地盤調査、地盤改良費、解体費用などはなんとなく理解していました。

でも、

外構工事
エアコン設置
テレビアンテナ工事
インターネット工
カーテンレール
カーテン本体
照明器具

などなど。これらが基本的に含まれていないケースがほとんど。いや、過去の仕事柄、概ね知ってはいましたが当事者となると、「では、さらにあといくらお金が必要となるんでしょうね???」と疑問だらけになるわけです。

照明なんかもだいたい最低限しか含まれておらず、

「お気に入りのペンダントライトを付けたい」

「ブラケット照明にしたい」

となれば当然追加費用必須。

で、それだけじゃないんです!

注文住宅とうたいながら選べる範囲がかなり限定されていること。

メーカー指定はもちろん、品番まで指定されているケースも珍しくありません。

もちろん変更はできます。(※できない会社もあり)

ただし、その場合は単純な差額追加ではなく、オプション扱いとなり、想像以上に金額が上がることも少なくありません。

つまり、坪単価を安く見せておいて、その後オプションで積み上げていく。そんな仕組みが今の住宅業界ではかなり一般的になっているように感じました。

結果として、最終的には坪100万円前後になることも普通。

もはや最初に見た坪単価の意味はどこへやら…。

さらに住宅本体以外にも、住宅ローン費用、火災保険や各種税金、家具や家電の購入費用なども必要になります。我が家のように土地購入からだとさらにオン!(号泣)最近では建材などの高騰に金利の上昇など、家づくりにおける逆風しかないのですが…。

そう今や、坪単価はあくまで目安のひとつでしかなく、施工業者選びの決め手にはならないというのが私の率直な感想です。

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