
妊活を始めたけれど…なかなか妊娠しない。そろそろクリニックに行ったほうがいい?
今回は、【ステップ4】 人工授精・体外受精・顕微授精について、齊藤英和先生に詳しく解説していただきました。
不妊検査を始めたばかりの人にとっては、人工授精や体外受精は遠い先のことのように感じるかもしれませんが、どんな治療が行われるのかだけでも知っておきましょう。
マンガでわかる!いつかのための不妊治療クリニック受診ガイド Vol.6
※参考:「妊活たまごクラブ 2026-2027」
※この記事は、「妊活たまごクラブ2026-2027」からの抜粋です。
【マンガで解説】不妊治療「タイミング法」ってどんなもの?排卵誘発も 不妊治療クリニック受診ガイドSTEP3
【人工授精】精子を子宮に注入して受精の確率を高める方法
人工授精は、採取した精子を専用の注射器を使って子宮の奥へ注入し、受精の確率を高める方法。この方法を行うのは、男性側に乏精子症や精子の運動性が低い精子無力症、女性側に精子の進入を妨げる頸管粘液不全などのトラブルがあり、精子が子宮内をスムーズに進むことができない場合です。平均治療期間は3~6カ月です。
【Q】将来の不妊に備えて「卵子の凍結」はできますか?
技術的には可能です。卵子は凍結した年齢時点のものですが、凍結した卵子を使用する時点の母体年齢が上がれば、妊娠成立後の妊娠経過・出産・産後のリスクは格段に上がり、がんなど健康を害するリスクも高くなります。また、凍結した卵子は保管にも解凍にも費用がかかりますし、凍結した卵子を使って、必ずしも妊娠が成立するとは限りません。それよりも自然妊娠できる環境を早く整えるほうがいいでしょう。
人工授精のプロセス
(1)排卵日に、採取した精子を子宮に注入する
検査を行って排卵日を予測したら、その日にカップルで受診します。病院で精液を採取して洗浄などの処置をしたあとに、精子を専用の注射器で子宮に注入します。自宅で採精し、女性が持参する場合もあります。
(2)排卵の有無と黄体ホルモンの分泌状態を確認する
予測した排卵日のあとに超音波検査を行います。排卵が正常に起こったか、子宮内を着床しやすい状態に整える黄体ホルモンが正常に分泌されているかをチェックします。
(3)妊娠判定検査を行う
月経予定日を過ぎたら、妊娠が成立したかどうか、超音波検査や尿検査、内診などで判定をします。

体外受精や顕微授精は、精子と卵子を採取して、胚を取り扱える技術者(医師あるいは胚培養士)により、受精し培養したあと、細胞分裂した胚を子宮に移植する方法です。男性の精子無力症や女性の卵管障害がある場合に、とくに有効な治療法とされています。体外受精と顕微授精の違いは受精の方法のみ。そのほかの過程はどちらも同じです。
