急性大動脈解離を予防するために大切な生活習慣・運動習慣
食生活の改善に加え、日々の生活スタイルを見直すことも、急性大動脈解離の予防には不可欠です。生活習慣病を予防するために重要な、3つの生活習慣を紹介します。
減塩と栄養バランスのとれた食事
外食や加工食品中心の食事は塩分過多になりやすく、高血圧の原因となります。野菜や魚を取り入れた減塩メニューを自炊中心で心がけることで、血管への負担を和らげることができます。
継続できる有酸素運動
運動不足は高血圧や動脈硬化の進行を助長します。ウォーキングや軽いジョギング、水中歩行などの有酸素運動を、無理のない範囲で生活に取り入れましょう。1日20~30分、週3~5回を目安に継続することが大切です。
禁煙とストレスコントロール
喫煙は急性大動脈解離の直接の原因ではないものの、動脈硬化や大動脈瘤のリスクを高め、発症の引き金になることがあります。ニコチンは血管を収縮させ、血圧や心拍数を上げるため、禁煙は重要な予防策です。また、ストレスや睡眠不足も血圧変動の要因となるため、深呼吸、入浴、趣味の時間を活用して自律神経の安定を図りましょう。
「急性大動脈解離の予防」についてよくある質問
ここまで急性大動脈解離の予防について紹介しました。ここでは「急性大動脈解離の予防」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
急性大動脈解離の前兆となる症状について教えてください。
藤井 弘敦 医師
急性大動脈解離は、突然発症し命に関わることもある非常に危険な病気ですが、一般的に「前兆」と呼べるような分かりやすいサインはありません。多くの場合、何の予告もなく、突如として「引き裂かれるような激しい胸や背中の痛み」や「失神」「手足の麻痺」といった症状が現れます。発症の予測が難しいため、高血圧や動脈硬化などのリスク因子を持つ方は、日ごろから血圧管理や生活習慣の改善を心がけることが予防につながります。このような激しい痛みが現れた際には、すぐに救急車を呼ぶことが命を守る行動になります。

