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「何も言わなくていい」病床の母が拒んだ理由…出棺のときにようやく伝えられた言葉とは【体験談】

「何も言わなくていい」病床の母が拒んだ理由…出棺のときにようやく伝えられた言葉とは【体験談】

母の思いに気付いた瞬間

母の死が近いと感じたとき、私は初めてはっと気付きました。母は私を思っていなかったのではなく、体が弱く、思うように動けない自分を責めていたのかもしれない。そう思うようになったのです。

それまで私は、自分の寂しさばかりを見ていました。しかし母にも、母なりの苦しさや葛藤があったのだと考えると、胸の奥にあった母への思いが少しずつ変わっていきました。

母はその数日後、静かに眠るように亡くなりました。私は母の枕元に座りましたが、それでも「ありがとう」という言葉はなかなか出てきませんでした。

そして葬儀当日、出棺のときになってようやく、私は母に向かって「ありがとうね」と震える声で伝えることができました。遅すぎたかもしれません。それでも、最後にその言葉を口にできたことは、私にとって大きな意味のある出来事でした。

まとめ

今でも時々、心の中の母に向かって「ありがとうね」と伝えています。母の死を目前にして、ようやく母のやさしさや気づかいに気付けたことは、私にとって大切な経験でした。もしあのまま、母へのつらい思いだけを抱え続けていたら、私は母の本当の気持ちに気付けないままだったかもしれません。今は、心から母を愛していると言えます。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:千田幸子/60代女性・主婦

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
※一部、AI生成画像を使用しています。

著者/シニアカレンダー編集部
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配信元: 介護カレンダー

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