膠原病の自覚症状についてよくある質問

膠原病の症状は個別の疾患によって違いますか?
違います。膠原病には、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、シェーグレン症候群、全身性強皮症、多発性筋炎、皮膚筋炎、混合性結合組織病などがあります。全身性エリテマトーデスは、発熱、だるさ、関節症状、皮膚症状、腎臓や神経などの症状が現れることがあります。関節リウマチは、関節の痛み、腫れ、朝のこわばりが中心です。
シェーグレン症候群は目や口腔内の乾きが目立ちます。全身性強皮症はレイノー現象や皮膚の硬さがきっかけになることがあります。多発性筋炎や皮膚筋炎は、筋力低下や特徴的な皮疹が現れます。
参照:
『全身性エリテマトーデス(SLE)(指定難病49)』(難病情報センター)
『シェーグレン症候群(指定難病53)』(難病情報センター)
自覚症状があるときは、いつ受診するのがよいのでしょうか?
症状が短期間で消え、日常生活に支障がなければ経過をみる場合もあります。ただし、原因のはっきりしない発熱、だるさ、関節痛、皮疹が続く場合は受診を検討します。手指の色が白や紫に変わる、皮膚が硬くなる、口腔内や目の乾きが続く、朝のこわばりが続く場合も受診の目安です。症状が出る時間帯や、冷え、日光、疲労との関係をメモしておくと、診察時に経過を伝えやすくなります。皮疹は消えることもあるため、写真で残しておくと状態を共有しやすいです。受診先は、リウマチ膠原病内科、皮膚科などが候補です。
息苦しさ、胸の痛み、強いむくみ、けいれん、意識がぼんやりするなどの症状が急に出た場合は、早めに医療機関へ連絡しましょう。内臓に関わる症状が隠れている場合があります。
編集部まとめ

膠原病は、発熱やだるさ、関節痛、皮疹など身近な症状から始まることがあります。初期は風邪や疲れに似ているため、自覚症状だけで病名を判断することは困難です。一方で、症状が続く、繰り返す、複数重なる場合は、体内の炎症や自己免疫の異常が関係していることがあります。特に、朝のこわばり、レイノー現象、日光で悪化する皮疹、目や口腔内の乾き、筋力低下は受診のきっかけになります。
症状の経過を記録し、皮疹は写真に残しておくと診察で伝えやすくなります。気になる変化が続くときは、リウマチ膠原病内科、皮膚科などで相談しましょう。
参考文献
『全身性エリテマトーデス(SLE)(指定難病49)』(難病情報センター)
『全身性強皮症(指定難病51)』(難病情報センター)
『混合性結合組織病(指定難病52)』(難病情報センター)
『シェーグレン症候群(指定難病53)』(難病情報センター)
『皮膚筋炎/多発性筋炎(指定難病50)』(難病情報センター)
『関節リウマチ(RA)』(日本リウマチ学会)
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