腹膜癌のステージについてよくある質問
ここまでを腹膜癌のステージについて紹介しました。ここでは「腹膜癌のステージ」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
腹腔癌のステージごとの治療方法を教えてください
上 昌広 医師
腹腔癌のステージごとの治療方法は以下の通りです。0期や1期は内視鏡治療や手術で根治的治療を目指します。手術では、子宮の全摘術や両側卵巣と卵管の切除、骨盤や傍大動脈リンパ節の生検または郭清、大網切除、腹腔内の腫瘍切除などを行います。2期や3期は手術と化学療法(抗癌剤治療)を組み合わせて行います。4期は根治的治療は困難であり、緩和ケアや在宅ケアなどで痛みや苦しみを和らげることが中心になります。また、手術前に抗がん剤治療を行って手術可能な状態に持っていくこともあります。
腹膜癌の診断方法を教えてください
上 昌広 医師
腹膜癌の診断方法には、画像検査(CTやMRI、PET-CTなど)、血液検査(CA125という癌マーカーの測定)、腹腔鏡検査(お腹の中を直接観察)、経皮的生検(針で組織を採取し病理検査)などがあります。これらの検査によって、腹膜癌の確定診断やステージが決まります。ステージによって治療法や予後が異なります。
まとめ

腹膜癌のステージの要点をまとめると以下の通りです。腹膜癌は、腹部を覆う腹膜や卵巣の表層から発生する癌で、卵巣癌や卵管癌と似た症状を持ち、早期発見が難しいとされています。早期の腹膜癌はほとんど症状を示さないが、進行すると腹水貯留による腹部膨満感や、食欲不振、腹腰痛、不正出血、排便の異常などが現れます。早期段階では手術を主体とした根治的治療を目指し、進行すると治療は複雑となり、緩和的な手術や化学療法、放射線治療が中心となります。

