3年前に購入した訪問着が登場
そしてここで、さくらんさんが3年ほど前に購入してからずっと着たかったという、深めの緑色の訪問着が登場。こちらは当時働いていた銀座の着付けサロンを辞める際に記念としてそのお店で購入した単衣の礼装で、卵色の重ね襟も入れています。
なお、さくらんさんの身長153センチに対して、訪問着の丈が162センチあるため、腰ひもを締めたあとにおはしょりを調整することにしています。
中に手を入れて撫でるようにおはしょりを作りつつ、襟のシワを整えながら合わせていき、ここでは通常のコーリンベルトを使って留めます。クリップで着物の襟と重ね襟を一緒にパチっと留めるとズレにくいとのこと。重ね襟は5ミリくらいがラインのように見えるイメージで調節しています。
すべりやすく礼装用ということもあり、もう1つ補助で胸ひもをしています。また胸ひもをすることで、おはしょりを胸ひもに向かって上げて整えやすくなるようでした。
そうしてタックをとった部分はクリップ等で仮止めし、続いて下から上にあげるイメージで絹の伊達締めを結んでいきます。その後にクリップを外したら、ここで一旦、着物の着付けが完了です。鏡を見ながらチェックして細かい部分を整えておきます。
帯を結んでいく
次に、帯を締めていきます。袋帯は、白地にシルバーの模様がある上品なデザインを選びました。結び方は、お祝いの席ということで二重太鼓です。
まずは肩にかけて、しっかり締めながら一巻きしていきます。帯板は、普段使っている自装に便利なベルト付きではないものを選びました。伊達締めの上につけるベルト付きに対して、ベルトがないタイプは帯の間の1番前に入るので、正面がよりパリッとした印象に。そのため礼装のときはこちらを使うようにしているそうです。
帯を締めながら、後ろで帯の手先とたれ先をひねったら、ねじり目を1度仮ひもでおさえておきます。たれ先から帯1個分の幅をとったら、そこに帯枕をのせて、後ろで帯をシワがないように2枚合わせたら、ねじり目にのせます。帯枕はしっかり背中に当てた状態でひもを結び、そのひもは前に親指1個分ほど押し込んで入れました。
ここで1度鏡でたれ先の長さを確認。短い場合は少し引っ張ることで調整できますが、もし長すぎた場合は帯枕にのせるところからやり直すことをおすすめしています。
クリーム色の絞りの帯揚げを締め、ねじり目をおさえていた仮ひもを外したら、次はその仮ひもでお太鼓の下線を決めます。袋帯なので折り返したら中に全部入れ、仮ひもを前で結んだら、仮ひもをガイドに手先を中に通し、残った部分は折り曲げて仕上げます。
帯締めは、コーデが引き締まって見える、からし色の礼装用の帯締めを選びました。ここで予定では、房が上向きになる寿結びをするはずでしたが、自装だとわかりにくく難しかったため、今回は断念して普段通りの本結びにしています。
仕上げに帯揚げを4つ折りくらいできれいにたたんで、ひねってから帯と伊達締めの間に仕舞いました。あとは仮ひもを外して、末広を左胸の帯に挿したら完成です。

