にんにくに含まれる「アリシンの3つの副作用」はご存じですか?管理栄養士が解説!

にんにくに含まれる「アリシンの3つの副作用」はご存じですか?管理栄養士が解説!

アリシンの効率的な摂取方法

アリシンの効率的な摂取方法

刻んだりすりおろしたりしてから摂取する

アリシンは、にんにくを刻んだり、すりおろしたりして細胞が壊れることで生成される成分です。もともと、にんにくには「アリイン」という成分が含まれており、細胞が壊れることで酵素が働き、アリシンへ変化するとされています。そのため、にんにくをそのまま加熱するよりも、刻む・すりおろすなどの下ごしらえをしてから調理すると、アリシンが生成されやすいと考えられています。ただし、生のにんにくは刺激が強い場合があるため、一度に大量に摂取せず、体調に合わせて適量を心がけることが大切です。

ビタミンB1を含む食品と組み合わせる

アリシンは、ビタミンB1と結びつくことで「アリチアミン」と呼ばれる形になることが知られています。ビタミンB1は、糖質をエネルギーへ変える際に必要な栄養素です。そのため、アリシンを含む食品と、ビタミンB1を多く含む食品を組み合わせた料理は、日常の食事にも取り入れられています。アリシン関連成分を含む食品には、にんにく、ニラ、長ねぎ、玉ねぎなどがあります。また、ビタミンB1を多く含む食品には、豚肉、大豆製品、うなぎなどがあります。例えば、豚肉とにんにくを使った炒め物や、ニラレバ炒め、長ねぎを使った豚しゃぶ、玉ねぎ入りの生姜焼きなどは、家庭でも取り入れやすいメニューです。ただし、生のにんにくなどは刺激を感じる場合もあるため、体調に合わせて適量を心がけましょう。

加熱しすぎを避けて調理する

アリシンは熱に弱い性質があるとされており、長時間加熱することで成分の一部が変化すると考えられています。そのため、アリシンを含む食品を調理する際は、加熱しすぎを避ける方法もひとつです。例えば、にんにくは細かく刻んだりすりおろしたりした後、短時間だけ炒めたり、仕上げに加えたりすることで、香りや風味を活かしやすくなります。また、ニラや長ねぎも、加熱しすぎると香りが弱くなる場合があるため、最後に加える調理法が取り入れやすいでしょう。一方で、生のにんにくは刺激を感じやすい場合もあります。胃腸への負担が気になる方は、完全に生で食べるのではなく、軽く加熱した状態で取り入れる方法もあります。

「アリシンの副作用」についてよくある質問

「アリシンの副作用」についてよくある質問

ここまでアリシンなどを紹介しました。ここでは「アリシンの副作用」についてよくある質問に、メディカルドック監修管理栄養士がお答えします。

アリシンの副作用はどんな症状が現れますか?

近藤 志保(管理栄養士)

主な症状として、胃痛、腹痛、吐き気、下痢などの消化器症状のほか、口臭・体臭の変化、皮膚への刺激が現れることがあります。
アリシンは、にんにくなどに含まれる刺激性のある成分です。普段の食事にも使われている成分ですが、一度に大量に摂取した場合などは、体調に影響を与えることがあります。主な症状としては、胃痛、腹痛、吐き気、下痢などの消化器症状が現れることがあります。特に、生のにんにくを大量に食べた場合や空腹時は刺激を感じやすいとされています。また、にんにく特有のにおいによって、口臭や体臭が気になる場合もあります。さらに、すりおろしたにんにくが皮膚へ長時間触れることで、赤みやヒリヒリ感などの刺激が現れることもあります。症状が強い場合や違和感が続く場合は、摂取量を見直し、必要に応じて医療機関へ相談しましょう。

編集部まとめ

アリシンは、にんにくなどに含まれる成分で、日常の食事にもよく使われている食品成分のひとつです。にんにくのほか、ニラ、長ねぎ、玉ねぎなどの野菜にも関連する成分が含まれています。にんにくは、刻んだりすりおろしたりすることで成分が変化し、特有の香りが生まれます。この香りは料理の風味づけとして役立ち、食事のおいしさや食欲にも関わるとされています。また、ビタミンB1を含む食品と組み合わせて食べられることもあります。一方で、食べすぎると胃が痛くなったり、お腹がゆるくなったりすることがあります。また、においが口や体に残ることもあります。にんにくなどの食品は、体に良いイメージがありますが、たくさん食べればよいものではありません。体調や体質に合わせて、無理のない量を食事の中で取り入れることが大切です。

「アリシン」と関連する病気

「アリシン」と関連する病気は複数あります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

循環器系の病気

高血圧動脈硬化

「アリシン」と関連する症状

「アリシン」と関連している、似ている症状は6個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

胃の不快感

腹痛

下痢

口臭や体臭の変化

皮膚の赤み

ヒリヒリ感

参考文献

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書|厚生労働省

食品成分データベース|文部科学省

ビタミンB1|大塚製薬

配信元: Medical DOC

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