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【闘病】放置した「背中の違和感」が“まさか”の『希少がん』で複数の臓器を摘出

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未来のために病気を知ってもらう

未来のために病気を知ってもらう

編集部

現在の体調や生活はどうですか?

五十嵐恵子

いつも一人で通院しているため、主治医の先生には元気に見えているかもしれません。実際は、おなかの重苦しさや息苦しさ、腰椎の痛み、抗がん剤の副作用などがあり、とにかく長時間同じ姿勢で座っているのがつらく、家ではほとんど横になっています。家族の食事の準備などは、途中横になって休憩しながら何とか行っています。

編集部

病気になったことで、実感したことや気づいたことなどはありますか?

五十嵐恵子

何気ない日常がどれほど尊いものなのかに気づき、日々小さなことに幸せを感じられるようになりました。朝目覚める、ごはんを味わっておいしく食べる、誰かと笑い合う。それらが何よりの幸せです。愛犬と天気のよい日に散歩し、一緒にいられる幸せを感じながら歩いています。病気は奪うものも多いですが、気づかせてくれることもたくさんあります。

編集部

同じ病気の人や、この病気について知らない人に伝えたいことはありますか?

五十嵐恵子

「後腹膜脂肪肉腫」という言葉を初めて聞いたとき、私は不安でいっぱいでした。この病気になった人やそのご家族は、情報が少なくどうすればいいのか分からずに戸惑うことも多いはずです。しかし、この病気でも前を向いて生きている人がいることを知ってほしいと思います。治療に不安があれば、肉腫に詳しい病院でのセカンドオピニオンをおすすめします。これから肉腫という病気がより多くの人に認知され、研究が進んで治療の選択肢が広がることを願っています。私の経験が誰かの希望や支えにつながればうれしいです。

編集部

医療従事者に期待することはありますか?

五十嵐恵子

肉腫は患者数が少ないからこそ、外科や内科、整形外科、放射線科、病理診断科など、専門分野を超えて情報を共有し、チームとして患者と一緒に最適な治療法を考えてもらえるよう期待しています。さらに研究が進み、治療の選択肢が広がって、同じ病気の人たちに希望が増えていくことを願っています。

編集部

五十嵐さんのこれからの目標を教えてください。

五十嵐恵子

病気と向き合いながらも、自分らしく毎日を大切に過ごしていきたいです。できることを少しずつ取り戻し、笑顔で過ごす時間を増やすのが目標です。仕事も体調を見ながら、少しずつ再開できたらと考えています。

編集部

最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。

五十嵐恵子

病気になって初めて、当たり前の毎日がどれほど尊いか気づきました。どうか今ある健康や日常を大切にしてください。今日を笑顔で過ごせる、それだけで本当に素晴らしいと思います。

編集後記

後腹膜脂肪肉腫は、腫瘍が発生しても自覚症状が表れにくいがんと言われています。五十嵐さんも、自覚症状が出たときには腫瘍がかなり大きくなっていたと語りました。2度の手術と放射線治療を経て、現在は抗がん剤治療中と、非常に険しい道のりでした。しかし、五十嵐さんは前を向き、目標を持って毎日を過ごされています。今回は、肉腫という病気について、そして何気ない日常の尊さについて語ってもらいました。

なお、メディカルドックでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。

石川 智啓

記事監修医師

石川 智啓(医師)

※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。

配信元: Medical DOC

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