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車椅子の移乗介助の基本手順は?意識すべきポイントや役立つ福祉用具、注意点も解説

車椅子の移乗介助の基本手順は?意識すべきポイントや役立つ福祉用具、注意点も解説

車椅子移乗介助で避けるべき動作と注意点

車椅子から転倒した高齢の男性

移乗介助で避けるべき動作にはどのようなものがありますか?

移乗介助では、中腰のまま無理に抱え上げたり、腰をひねりながら介助を行うなどの動作は介助者の腰部へ負担がかかる可能性があり、避けたほうがよいとされています。また利用者の身体を急に引っ張ると、バランスを崩して転倒につながる場合もあり、特に片麻痺がある方や筋力低下がみられる方では注意が必要です。さらに、車椅子のブレーキ確認やフットレストの調整を行わないまま移乗介助を始めると、転倒や転落につながる可能性があります。移乗介助では、利用者の動きに合わせながら、無理のない姿勢で介助を行うことが重要です。

転倒や転落を防ぐための注意点を教えてください。

移乗介助では、車椅子のブレーキ確認を忘れないようにしましょう。また、フットレストへ足が接触すると転倒につながる可能性もあるため注意が必要です。利用者へ声かけを行い、動作を共有することもポイントで、周囲の環境を整えながら利用者の動きに合わせて介助することが大切です。特に移乗動作中は、利用者が急に座り込んだり、立位バランスを崩したりする場合もあります。介助者は動きを急がず、利用者の状態を確認しながら介助することが重要です。また、利用者の足底がしっかり床へ接地しているか確認することも重要です。立ち上がり前にふらつきや疲労感がないか確認し、必要に応じて一度動作を止めながら介助を進めることが望ましいでしょう。

編集部まとめ

青空の中で車椅子を持つ介護士・作業療法士

ここまで車椅子移乗介助の基本手順や注意点を解説しました。

車椅子移乗介助は、利用者の身体機能や残存機能に合わせながら行うことが重要です。無理に抱え上げる介助は、利用者の転倒や転落だけでなく、介助者の腰部負担につながる場合もあります。そのため、重心移動を活用しながら、利用者にも可能な範囲で動作へ参加してもらうことが大切です。

また移乗介助前には車椅子のブレーキや周囲の環境を確認し、介助しやすい状態を整えることも重要です。必要に応じて、スライディングボードや移乗用リフトなどの福祉用具を活用し、利用者と介助者双方の身体的負担へ配慮しながら介助方法を選択しましょう。

参考文献

車椅子操作訓練|大学病院医療情報ネットワークセンター

看護学生・看護婦による患者の車椅子からベッドへの移乗介助の分析(3)|J-STAGE

看護者が実践しているベッドと車椅子間の移乗介助場面の実態|J-STAGE

複数介助者で実施する車椅子移乗方法の検討|J-STAGE

移乗補助具の使用,種類,使用姿位の違いが移乗介助動作時の腰部負担に与える影響|J-STAGE

車椅子移乗介助動作の介助者の足位置の違いによる動作の分析(3)|J-STAGE

車椅子移乗時におけるブレーキ・フットレストの操作管理と歩行予後予測との関係-回復期リハビリテーションの脳卒中患者を対象として-|J-STAGE

福祉用具の選び方・使い方|公益財団法人 テクノエイド協会

移乗動作・移乗介助の方法|国立障害者リハビリテーションセンター

配信元: Medical DOC

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