「高血圧で起きる頭痛」の”3つの対処法”はご存じですか?医師が解説!

「高血圧で起きる頭痛」の”3つの対処法”はご存じですか?医師が解説!

血圧が高くて頭痛がするときはどのように対処すればよいのでしょうか。メディカルドック監修医が血圧が高くて頭痛がするときの正しい対処法について解説します。

※この記事はメディカルドックにて『どのくらい「血圧が高い」と”頭痛”は起きやすい?痛みの特徴と注意点を医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

大沼 善正

監修医師:
大沼 善正(医師)

昭和大学医学部卒業。昭和大学病院、関東労災病院を経て、現在はイムス富士見総合病院勤務。総合内科専門医、循環器専門医、不整脈専門医、医学博士。

なぜ血圧が高いと頭痛が起こるの?

ゆっくり血圧が上昇する場合や、慢性的な高血圧では頭痛を起こすことはほとんどありません。
これは、「血圧が変動しても脳への血流を一定の範囲内に保つ機能」(脳血流自動調節機能)が正常に働いているためです。
しかし、急激な血圧の上昇では血管に過度な負担がかかり、 血液中の水分が血管の外にしみ出します。その結果、血管の周囲や脳のまわりの組織がむくみます。
脳は頭蓋骨に包まれているため圧力の逃げ場がなく、脳を包む膜や神経が刺激されることで、頭痛が起きます。

「血圧が高くて頭痛」がするときの正しい対処法は?

頭痛が起きたらまずは安静を保ち、血圧を測定する

頭痛がしたときには、楽な姿勢で安静を保ち、血圧を測定しましょう。血圧が非常に高い場合(収縮期血圧が180mmHg以上、または拡張期血圧が120mmHg以上)のときには、高血圧が原因のことがあります。
また血圧が高くない場合には、他の原因による頭痛の可能性があります。

生活習慣の見直し

高血圧が原因の頭痛であると診断された場合には、生活習慣の見直しが必要です。
食事としては、減塩(6g/日以下が目標)、飽和脂肪酸やコレステロールを控える(赤身肉や加工肉を控え、魚を中心とした食事)といったことを心がけましょう。野菜、果物、海藻や大豆製品、ナッツ類を積極的に取り入れるとよいと思われます。
1日30分程度の有酸素運動(散歩・速歩など)も合わせて行うと効果的です。

市販の頭痛薬に頼らず医療機関へ

一般的に、頭痛に対してロキソプロフェン(ロキソニン)、イブプロフェン、アスピリンなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)やアセトアミノフェン(カロナール)が主に使用されています。
ただし、NSAIDsは腎臓の血管を収縮させ、塩分や水分の排泄を抑制する作用があり、血圧を上昇させるリスクがあるため、使用には注意が必要です。
アセトアミノフェンであれば比較的安全に使用できます。
ただし、高血圧による頭痛の場合には血圧を下げることが根本的な治療であるため、市販の薬を使用せず、まずは医療機関を受診しましょう。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。