
梅雨が明ければ猛暑の夏がやってきます。どんなときでも元気に動き回る子どもたちは、知らず知らずのうちに熱中症になってしまうことも。そうならないためにも重要なのが朝食です。そこで今回は、熱中症に詳しい谷口英喜医師にオススメの朝食をうかがいました!
熱中症予防にはなぜ朝食が重要なの?
谷口医師は、「熱中症対策として朝食が重要」と強調します。それは、朝は睡眠によって水分不足の傾向にあるから。「この状態で水や糖分、電解質を補給せずに運動すると、発汗による水分喪失が重なって体内の水分バランスが急速に崩れやすくなる」そうです。
こうなると血液量の減少を招いて脳や筋肉への酸素や栄養供給が低下し、集中力や判断力の低下および反応速度の遅れが生じるのだとか。体育の時間はもちろん、スポーツ系の部活をしている場合などは要注意ですね。
朝食のポイントとして、「水・電解質・糖質に加えて、タンパク質やビタミンなどをバランスよく摂ること」と谷口医師は話しています。
熱中症対策として子どもにオススメの朝食メニュー
具体的にはどんなメニューがよいのでしょうか? 谷口医師にオススメの朝食を挙げていただきました。
●和食メニュー
ごはん:糖質
味噌汁:水分・電解質
焼き魚:タンパク質・BCAA・タウリン
卵または納豆:タンパク質・ビタミンB群
果物:クエン酸・水分
●洋食メニュー
トースト:糖質
牛乳またはヨーグルト:水分・タンパク質・BCAA
卵やハム:タンパク質
バナナやオレンジ:糖質・クエン酸
朝食では水分と電解質を補うのに加え、体を動かすエネルギー源である糖質は欠かせません。ビタミンB群はエネルギー代謝に必要で、BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)は筋肉の材料になるだけでなく、運動する際にエネルギーとしても利用されやすいといわれています。タウリンは体内環境の維持・筋肉疲労の回復・自律神経の調整に、クエン酸は疲労対策・代謝サポートにいいそうですよ。
朝は食欲がなくて食べられない、食べる時間がないという子どもには、ゼリータイプでカロリーのある栄養補助食品(水分・糖質・電解質・ビタミン)がオススメなんだとか。市販品の中ではとくにリポビタンゼリーや経口補水液のゼリーのような、体内の水分保持や吸収効率において有効な塩分量を含んでいるものがよく、これらは水分だけでなく適切な塩分や糖質のバランスが考慮された設計になっているそうですよ。
