27日(日本時間28日)に行われたサッカーW杯1次リーグK組最終戦で、コンゴ民主共和国(コンゴDR)がウズベキスタンに3-1で逆転勝利。この結果、コンゴDRが勝ち点4に到達してすでに1次リーグ全日程を終えている韓国(勝ち点3・得失点差-1)を上回ることが確定したため、最終戦となるJ組(アルジェリア対オーストリア)の結果を待たずして、韓国の1次リーグ敗退が決定した。
この結果を受け、韓国国内のメディアやSNSでは、不甲斐ない戦いで他力本願の状況に陥った自国代表と指揮官に対する厳しい非難の声が巻き起こっている。
「奇跡はなかった」一斉に落胆を報じる韓国メディア
最終戦を終え、他力による「場合の数(星勘定)」を待つしかなくなった末の敗退という残酷な結末に、韓国メディアは一斉に自国代表の戦いぶりを厳しく報じている。
『京郷新聞』は「奇跡はなかった、韓国W杯グループリーグ敗退の『屈辱』…最後の希望ウズベクまでも敗北」との見出しで速報。「韓国サッカーが最後まで屈辱的なグループリーグ敗退を避けられなかった」と断じ、「メキシコ戦に続き、最後の南アフリカ戦でも崩れ、自らグループ2位直行の機会を逃した。他組の結果を見守るしかない状況に追い込まれ、最後まで奇跡は起きなかった」と、自力突破を逃した手痛い黒星を致命傷として指摘した。
また、『中央日報』は「ホン・ミョンボ号に幸運はなかった…コンゴ逆転勝利で韓国32強失敗」と報道。前半23分まではウズベキスタンがリードし「幸運が従うかのように見えた」としながらも、「他の国の助けを受けてトーナメントに上がる幸運は、韓国には訪れなかった」と冷酷な現実を伝えている。
A組は強豪国が入るポット1で開催国のメキシコ、ポット2で韓国、ポット3で南アフリカ、ポット4が欧州POを勝ち上がったチェコの組み合わせで、比較的楽な組み合わせとみられており、韓国メディアは戦前に蜂蜜のように甘いとの意味で「蜂蜜組」と楽観視していた。それもあって東亜日報は「蜂蜜組で最悪の結果になった」と伝えた。
総合編成チャンネルの『JTBC』も「【速報】待ちわびて終わった韓国サッカー…北中米W杯32強進出挫折」と、他会場の結果をただ待つことしかできなかったチームの虚無感を見出しで表現した。
「コンゴありがとう」同情ゼロ、怒りと皮肉が渦巻く国内世論
こうしたメディアの落胆の報道に対し、韓国のサッカーファンからは選手への同情よりも、ホン・ミョンボ監督や大韓サッカー協会(KFA)への怒りと皮肉が入り交じった痛烈な反応が殺到している。
国内のファン感情の根底にあるのは、第3戦の南アフリカ戦に対する強烈な不満だ。本来であれば引き分けるだけで自力突破を決められたはずの試合で、無残な黒星を喫したチームに対し、「仮に他力本願で生き残ったとしても、今の内容では決勝トーナメントでさらに恥をかくだけだ」といった冷ややかな見方が大勢を占めていた。
そのため、中途半端に勝ち残るくらいなら、いっそここで敗退が決定した方が、サッカー界の膿を出し切ってチームの根本的な再建を進められると期待する意見も少なくない。各紙のニュースサイトのコメント欄には、欧州のトップクラブで活躍する黄金世代の選手たちを擁しながら結果を出せなかった指揮官への辛辣な声が相次いだ。
「ミシュランの食材でクソ不味いスープを作るミョンボ」
「見出しのザマを見ろ。『幸運はなかった』ではなく『実力がなかった』が正しい表現だ」
「韓国の32強脱落が確定したと同時に、ホン・ミョンボが歴代の代表監督の中で最悪の監督として確定したね」
「運でサッカーをするのか」
「選手たちは気の毒だが、いい気味だ。サッカー界は完全に改革の対象」
さらには、自国を終戦に追いやったコンゴDRの逆転勝利に対して「コンゴ、ありがとう」と、解体的出直しを歓迎するような自嘲気味な反応まで飛び出している状態だ。
