長女が6歳、次女が4歳のときにマイホームを購入したときの出来事です。引き渡し翌日、段ボールに囲まれながら新生活を始めた朝。インターホン越しに現れた女性のたった一言で、空気が一変しました。まさかの隣人トラブルに発展してしまい……。


引っ越し翌朝、見知らぬ女性からの唐突な質問
新居の引き渡しから翌日の朝、家族で段ボールを開けながら新生活の準備をしていると、インターホンが鳴りました。応対すると、そこには50代ほどに見える女性が立っており、「前にここに住んでいた人と仲が良かったのよ」と話しかけてきたのです。この土地にはもともと古い家が建っていましたが、更地になったところを私たちが購入して新築したという経緯がありました。
私が「そうなんですね」と返答したところ、その女性は突然、「この家と土地、いくらしたの?」と尋ねてきたのです。あまりにも唐突な質問だったため、「すみません、お答えできなくて」とやんわりとお断りしました。
すると女性は、「あら、言わなくてもだいたいわかるわよ。このあたりの相場は知っているし、ご主人の年収も想像がつくわ」と笑いながら口にしたのです。何の実証もないデリカシー皆無な発言に、私は苦笑いするしかありませんでした。
女性がむちゃくちゃな要望を!?
その女性は、今度はわが家の庭を見つめながら、「ここね、前の家があったときは自由に使わせてもらっていたの。来客がある日には、うちの車も置かせてもらっていたし」と話し始めたのです。嫌な予感がした次の瞬間、「だから、今後も使わせてもらうわね」と当然のような口調で言われ、私は耳を疑いました。
「申し訳ありませんが、それはできません」とはっきり伝えると、女性の表情が一変。「え? どうして? 前の人は何も言わなかったわよ」と詰め寄られました。「もう所有者が変わっていますので……」と説明しましたが、「なんでそんなこと言うの? ご近所なんだから助け合わないと」と、どんどん語気が強くなっていきます。
そのやり取りを聞いていた長女が不安そうな表情で私の服を引っ張り、「ママ、大丈夫?」と小声で心配してきました。すると女性は最後に、「こんな感じじゃ、この先やっていけないわよ!」と言い放ち、舌打ちをして去っていったのです。
引っ越したばかりの新居の玄関先で起きた出来事とは思えず、しばらく家族全員で呆然としてしまいました。憧れのマイホームだったはずなのに、たった数分の出来事で、一気に“安心できない場所”に変わりかけた瞬間でした。

