ユニット型特養の入居条件や費用の目安

ユニット型特養に入居するための条件はありますか?
ユニット型特養の入居条件は、従来型の特別養護老人ホームと同じです。対象となるのは、主に次のいずれかに当てはまる場合です。
①65歳以上で要介護3以上、かつ常時の医療的処置を必要としない方
②40〜64歳で、特定疾病により要介護3以上と認定された方
③要介護1〜2でも、特例で入居が必要と判断された方
2015年の制度改定により、特養は原則として要介護3以上が入居条件となりました。ただし、認知症や知的障害、精神障害により、日常生活や意思疎通に支障がある場合のほか、家族による虐待が疑われる場合、単身または家族が高齢または病弱で十分な支援を受けにくく、地域の介護サービスだけでは生活を支えにくい場合などは、要介護1〜2でも特例として認められることがあります。気になる方は、申し込み前に確認してみましょう。
ユニット型の費用は従来型と比べてどう違いますか?
ユニット型の費用は、従来型より高くなる傾向があります。特養は入居一時金が不要ですが、月額利用料には居住費や食費、日常生活費、施設介護サービス費などが含まれ、居室タイプによって居住費に差が出ます。
・ユニット型個室:居住費が高め
・従来型個室、多床室:負担を抑えやすい
30日分の居住費の目安は、ユニット型個室が60,000円程度、従来型個室が35,000円程度、多床室が25,000円程度です。食費は40,000円前後が目安とされています。
以上のように、ユニット型は個室で生活しやすい反面、毎月の負担が大きくなりやすい点に注意が必要です。なお、実際の支払額は介護度や自己負担割合、加算、日常生活費によって変わるため、見学時や申し込み前に総額の内訳まで早めに確認しておきましょう。
編集部まとめ

ここまで介護施設のユニット型と従来型についてお伝えしてきました。介護施設のユニット型と従来型の要点をまとめると以下のとおりです。
ユニット型特養は、10名前後の少人数を1単位として個別ケアを行う施設で、従来型は多床室中心の集団ケアで、住環境や介護体制、費用に違いがある
ユニット型は個室でプライバシーを守りやすく、生活リズムに合わせたケアや家族の訪問がしやすい点がメリットの一方、費用が高めで人間関係の影響を受けやすい面が否めない
施設選びでは、清潔感やスタッフの対応、設備、生活リハビリやレクリエーションの内容を確認し、本人の性格や希望する暮らし方に合うかを見学で確認することが大切である
施設での暮らしやすさは、設備や費用だけでなく、本人が安心して過ごせるかどうかでも変わります。なるべく複数の施設を比較し、納得できる入居先を検討しましょう。
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考文献
17. 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)|厚生労働省
特別養護老人ホームの従来型とユニット型とはなにか。|横浜市

