にんにくの健康効果

血圧やコレステロールの健康維持
にんにくには、血液の流れを整える働きがあるとされています。血流が良くなることで、血圧の調整や血中コレステロール値の維持に役立つ可能性があります。にんにくを原料としたサプリメントには、高血圧の改善をサポートする可能性が示唆されていますが、現時点での科学的根拠は限られています。
免疫機能の維持をサポート
にんにくには、抗菌作用や抗酸化作用を持つ成分が含まれており、健康維持や免疫機能の働きを支える可能性があるといわれています。食生活の中で取り入れることで、日常の健康管理に役立つ食材のひとつとされています。また、にんにくが風邪などの感染症に直接効果を示すという十分な科学的根拠(エビデンス)は確認されていません。
疲労回復をサポート
にんにくに含まれるアリシンは、糖質代謝に関わるビタミンB1と結合することで吸収率が高まるとされています。水溶性のビタミンB1が、脂溶性のアリチアミン(ビタミンB1誘導体)に変化することで、ビタミンB1のみの場合よりも消化管で効率的に吸収されます。そのため、アリシンは疲労時のエネルギー代謝を支え、栄養補給に役立つ成分とされています。
冷え性対策をサポート
冷え性の原因のひとつに、血行不良があります。にんにくには末梢の血管の働きをサポートし、血液の流れを整える働きがあるとされています。そのため、手足などの末端の冷えを和らげ、冷えに伴う頭痛や肩こりの不快感を軽減する可能性があります。
にんにくの保存方法や期間

冷蔵庫で保存する方法
風通しのよい場所でネットなどに入れ、吊るして保存する方法もありますが、常温では発芽や乾燥が進み、水分や香りが損なわれる原因になります。にんにくを冷蔵庫で保存する場合は、約1か月間品質を保つことができます。保存する際は、薄皮をむいてジッパー付きの保存袋に入れましょう。香りの移りや乾燥が気になる場合は、保存袋に入れる前にキッチンペーパーで包むと、より風味を保ちやすくなります。
冷凍庫で保存する方法
にんにくは冷凍庫で保存する場合は、約2週間品質を保つことができます。ただし、冷凍によって香りが損なわれやすいため、皮ごとジッパー付きの保存袋に入れて保管するのがおすすめです。にんにくは冷凍しても硬くなりにくいため、調理時には皮をむいてそのまま包丁でカットできるという扱いやすさの利点があります。
漬け込んで保存する方法
薄切りやみじん切りにしたにんにくを醤油などに漬け込んで、冷蔵保存する方法もあります。保存期間の目安は約1週間で、漬け込んだにんにくは、そのまま料理の味付けに活用できます。にんにくは香りが強いため、密閉容器に入れて冷蔵庫で保管すると、他の食品へのにおい移りを防ぐことができます。
「にんにくの食べ過ぎ」についてよくある質問

ここまでにんにくについて紹介しました。ここでは「にんにくの食べ過ぎ」についてよくある質問に、メディカルドック監修管理栄養士がお答えします。
にんにくを食べ過ぎるとどんな症状が現れますか?
田中 純子(管理栄養士)
胃腸への刺激が強くなり、腹痛や下痢を引き起こすことがあります。胃腸が弱っている時や空腹時の摂取は特に注意が必要です。
にんにくを食べ過ぎると、胃腸への刺激が強くなり、腹痛や下痢を引き起こすことがあります。胃腸が弱っている時や体調が優れない時は、摂取量を控えるようにしましょう。また、空腹時ににんにくを摂取すると、胃腸に負担がかかることがあるため、食事と一緒に摂るのがおすすめです。
にんにくは1日何粒まで食べて大丈夫でしょうか?
田中 純子(管理栄養士)
生のにんにくで1片(約5〜10g)、加熱したものでは2〜3片程度が目安とされています。
にんにくの1日の摂取量には明確な基準はありませんが、生のにんにくで1片(約5〜10g)、加熱したものでは2〜3片程度が目安とされています。皮ごとアルミホイルで包み、じっくり加熱する「にんにくのアルミホイル焼き」は、じゃがいものようなホクホクとした食感とやさしい甘みを楽しめる調理です。生では食べづらいという方にも、おすすめの食べ方です。
編集部まとめ
にんにくには、アリシン、ビタミンB1、ビタミンB6などの成分が含まれています。これらの栄養素は、糖質やたんぱく質の代謝を助け、疲労時の栄養補給に役立つとされています。また、抗菌作用や血液の流れを整える働きがあるといわれ、免疫機能の維持や冷え性対策にも役立つ可能性があります。ただし、食べ過ぎると胃腸に負担がかかることがあるため、適量を心がけましょう。
「にんにく」と関連する病気
「にんにく」と関連する病気は3個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
内科の病気
脂質異常症高血圧腎臓病「にんにく」と関連する症状
「にんにく」と関連している、似ている症状は10個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
にんにくアレルギー
腹痛下痢
口臭体臭
おなら貧血
冷え性頭痛肩こり
参考文献
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書|厚生労働省
食品成分データベース|文部科学省
ニンニク|厚生労働省
- にんにくに含まれる「アリシンの3つの副作用」はご存じですか?管理栄養士が解説!
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