夏が近づくと、「糖質を抜く」「食事量を減らす」といったダイエットを始める人が増えてきます。たしかに糖質制限で体重は一時的に落ちやすくなります。ですが、極端な制限は、暑さに弱い身体を作ってしまうことがあります。その理由のひとつが、筋肉と水分の関係です。
極端な糖質制限が「夏に弱い身体」を作る理由
筋肉の約75%は水分でできています。つまり筋肉は、身体の水分タンクのような役割も担っているのです。ここで、過度な糖質制限をすると筋肉から水分を落としてしまうのです。これが糖質制限で早くから体重減少がおこる主な理由です。
筋肉量および筋肉の水分が減ると、
・体内に蓄えられる水分量が減る
・暑さで脱水を起こしやすくなる
・疲れやすくなる
といった状態につながります。
極端な糖質制限では、筋肉内に蓄えられた、筋グリコーゲンが減少するのです。 筋グリコーゲンとは、筋肉に蓄えられた糖質で、水分と結びつきながら貯蔵されています。1gにつき約3gの水分と一緒に蓄えられるため、糖質を極端に減らすと、身体の水分量も一緒に失われやすくなります。
汗とともに失われるミネラルにも注意
特に梅雨から夏にかけては、汗とともに水分やミネラルが失われやすい時期です。そこに極端なダイエットが重なると、夏バテや熱中症のリスクを高めてしまいかねません。また、極端な糖質制限は美容面でもおすすめできません。身体の水分量が減ると、肌のハリやツヤが失われやすくなります。さらにタンパク質やビタミン、ミネラルが不足すると、髪や爪、肌の材料も不足してしまいます。
健康的に痩せるためには、身体に必要な栄養素をしっかり摂りながら、無理なく続けられる方法を選ぶことが大切です。
「適度に食べて体重を落とす」ことで、暑さに負けない身体を作りましょう。
・タンパク質をしっかり摂る
・脂質は摂りすぎない、そしてできれば質にこだわる
・炭水化物は適度に摂る
・ミネラルを補給する
これらを意識することが、夏を元気に乗り切るためのコンディション作りにつながります。

