「ストレス痩せ」の”3つの対処法”はご存じですか?関連する病気も医師が解説!

「ストレス痩せ」の”3つの対処法”はご存じですか?関連する病気も医師が解説!

ストレス痩せに関連する病気や正しい対処法はどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医がストレス痩せの症状が特徴的な病気と正しい対処法について解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。

※この記事はメディカルドックにて『「ストレス痩せの特徴的な症状」は何かご存知ですか?医師が対処法も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

伊藤 陽子

監修医師:
伊藤 陽子(医師)

浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。

ストレスとは?過度なストレスで起こる体調不良の例

明確な定義はありませんが、外部からのさまざまな刺激により心身が緊張状態となっている反応が「ストレス」です。このストレス状態が過度に持続すると、自律神経やホルモンなどのバランスが崩れてしまい、身体にさまざまな不調が出現することがあります。
例えば、ストレスが続くことで自律神経のバランスを崩し交感神経が優位な状態が続くことで心拍数や血圧の上昇、消化管機能の低下、筋緊張状態がみられます。このため、症状として動悸や頭痛、嘔気、胃痛、食欲不振、肩こり、不眠などさまざまな状態がみられることが多いです。また、消化器症状が強くなると、食欲が低下し、痩せてしまう方もいます。

「ストレスで痩せる」症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「ストレスで痩せる」に関する症状が特徴の病気を紹介します。

慢性胃炎

慢性胃炎とは、胃の粘膜が慢性的に炎症を起こした状態です。慢性胃炎の大半はピロリ菌の感染により起こると考えられています。このピロリ菌の感染による胃炎は胃の出口付近(前庭部)から胃体部に広がる萎縮性胃炎が特徴です。このほかにも、自己免疫性胃炎や薬剤性の胃炎などもみられることがあります。
慢性胃炎の症状は、胃もたれや吐き気、食欲不振、胃痛などです。暴飲暴食や、カフェインやアルコールの過剰摂取、強いストレスが引き金になる事もあります。原因に心当たりがある場合には、食生活の見直しを行うことも大切です。また、慢性胃炎の原因がピロリ菌感染である場合、除菌を行います。ピロリ菌の除菌は胃がんの予防のためにも非常に大切です。
胃もたれや胃痛などの症状が持続する場合には、消化器内科で相談をしましょう。

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアとは、胃もたれやみぞおちの痛みが持続するにも関わらず、症状の原因となる胃がんや胃潰瘍などのはっきりとした病気が無い状態です。機能性ディスペプシアの患者さんは比較的多く、病院を受診したうちの約半数程度であると言われています。機能性ディスペプシアの患者さんでは、睡眠不足や運動不足、不規則な食事時間や高カロリー脂肪食などの偏った食事などの生活習慣の乱れが原因で症状がおこっている方もいます。まず生活習慣を改善するようにしましょう。それでも改善しない場合には、胃酸を抑える薬や胃の動きを改善する薬などを用いて治療をすることもあります。
症状が持続する場合には、消化器内科で相談をしてみましょう。

摂食障害

摂食障害とは、食事量や食べ方に関連した極端な行動による体の症状だけではなく、不安感などの精神的な症状がみられます。このため、心と体の両方に対する治療や支援が必要となる病気です。必要な量の食事が食べられない、食べ過ぎる、一旦食べた後に意図的に吐いてしまうなど患者さんにより症状が異なります。
摂食障害は10代~20代の若い方で多く、女性の割合が多いと言われていますが、誰でもかかりうる病気です。摂食障害の症状に気がついたら、できるだけ早めに心療内科や精神科で相談しましょう。

適応障害

適応障害とは、外部のストレスにより引き起こされる心身の不調を言います。人間関係や仕事、学業の環境の変化などに上手く適応できず、うつ症状や不安、体の不調がみられ日常生活に支障が出ることも少なくありません。このために、学校や仕事に行けなくなったり、うつ症状が出たりと、社会生活に影響が出てきます。
適応障害に対しては認知行動療法や問題解決療法といったカウンセリングを行うことで症状が改善することも多いです。また、補助的に薬物治療を行うこともあります。
まず、このようにストレスから不安感や動悸、緊張、めまいなどさまざまな症状がおこり、社会生活に対しての困難さが起こっている場合には心療内科や精神科で相談をしてみましょう。

うつ病

一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないと言った状態が続く場合、うつ病かもしれません。うつ病は、精神的なストレスや肉体的なストレスが重なる事などが原因となり、脳の機能障害が起きている状態です。精神症状とともに、不眠や食欲不振、疲れやすいなどの身体症状を伴い日常生活にも支障が生じやすいです。脳が上手く働かないために、物の見方が否定的となり、自分がダメな人間であると感じる様になってしまいます。
このような状態となった場合、悩みを自分で抱え込まず精神科や心療内科を受診して相談しましょう。早めに薬による治療や認知行動療法を行うことがうつ病の改善に効果があるとわかっています。早めに専門科で相談をしましょう。

配信元: Medical DOC

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